7月4日午前4時、ようやく「ダビング10」の運用が開始された。1世代に限られるなど課題も多く残されているが、従来のコピーワンスがコピー9回+ムーブ1回となり、レコーダーの利便性向上や新しい使い方の登場も期待できそうだ。そうした意味では素直に歓迎してもいいだろう。
今回はパナソニックのBDレコーダー「DMR-BW800」を例にして、ダビング10対応アップデートから実際の録画、ダビングまでをリポートしよう。なお、ダビング10の概要と対応機器については過去記事を参照してほしい(関連記事1、2、3)。
まずはアップデートの手順から。
アップデートの方法は、各メーカーとも基本的に放送波ダウンロードを利用するが、パナソニックの場合は放送波のほかにPC経由でアップデートする方法もある。同社サイトからPCでアップデータをダウンロードしてCD-Rに書き込み、DIGAのBD/DVDドライブから読み込ませるというもの。CD-Rを認識すると自動的にアップデートが行われる。
今回は4日の午前0時5分から実施された放送波ダウンロードでアップデートした。その際、電源を切った状態にしておく必要があるため、事前に予約録画などもチェックして邪魔が入らないようにする(コンセントは抜いてはだめ)。時間になると、本体表示窓に「D」という文字が現れ、カウントを開始。事前情報では約80分で終了するはずだったが、実際に「D」の文字が消えたのは午前2時過ぎだった。
午前4時を待って、さっそく違いをチェックする。まずEPGの番組情報では、従来は「デジタル1COPY」と表記されていた部分が「コピー制限」に変わった。また「再生ナビ」(録画番組の一覧画面)では各録画番組にコピー(+ムーブ)可能回数が表示されている。
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