上位モデルとなる「DSC-T700」は、2月に登場した「DSC-T300」の後継機。頑強なステンレスボディにヘアライン加工という素材感はT77と共通ながら、角を落としたT77に対してよりフラットな印象のデザインとした。厚さは約16.4ミリで、レンズカバーがない最薄部では15.2ミリ。「まるで板から抜け出したようなフラット感」(ソニー)。
カラーバリエーションはシルバー、グレー、ゴールド、ピンク、レッド。一見ブラックに見えるグレーもユニークだが、赤系を2つそろえた点も面白い。これは「女性から見ると、ピンクとレッドでは大きく好みが違う」ためという。
有効1010万画素のCCDや光学4倍ズームといった仕様はDSC-T77と共通。一方でT700だけの大きな特徴として、4Gバイトの内蔵メモリと92万画素の高精細液晶ディスプレイが挙げられる。もちろんメモリースティックも利用可能で、撮影した写真をアルバム感覚で持ち歩き、外出先で楽しめる。「3.5型のVGA液晶は213ppiと“雑誌並み”の美しさ。コントラストや視野角も改善されている」。
ただし、アルバム感覚で持ち歩く場合、メモリに大量の写真を常時保存しておくことが前提になる。このため付属ソフトの「Picture Motion Browser」に「PCシンク」機能を設け、カメラから差分だけをインポートする機能のほか、撮影した写真をVGAサイズにリサイズしてカメラ側に書き戻す機能も加えた。これにより、撮影時には10Mピクセルだった写真も約3%のファイルサイズに圧縮され、手軽に持ち運ぶことができる。
画像の検索性を向上させるため、再生時には「日付」「イベント」「フォルダ」「お気に入り」という4つのビューモードが利用できる。また簡単画像検索という機能では、人の顔やこどもの顔、赤ちゃんの顔、笑顔といった検索も可能だ。
このほか、前述の進化した「スマイルシャッター」や「おまかせシーン認識」、写真を使用してスクラップブックのような画面を自動的に作成する「スクラップブック」などの機能を搭載。スクラップブックでは、新たに3Mピクセルサイズの静止画として保存できるようになった。
新製品の2モデルは、銀座ソニービルのショールームやお台場・ソニースタイルショールーム、大阪ソニースタイルストアで8月8日から先行展示を行う予定だ。
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