三菱電機は8月19日、液晶テレビ“REAL”の新製品として、3シリーズ計7機種を発表した。フラグシップモデル「MZWシリーズ」(→別記事を参照)のほか、オートターン搭載の「MXWシリーズ」が登場。パーソナルサイズの「MXシリーズ」では、オートチルト搭載の19V型もラインアップ。
型番 | 概要 | 実売想定価格(価格はオープンプライス) | 発売時期 |
---|---|---|---|
LCD-42MXW200 | 42V型フルHD | 28万円前後 | 9月1日 |
LCD-37MXW200 | 37V型フルHD | 23万円前後 | 9月1日 |
37V型と42V型という最大のボリュームゾーンに投入されるのが「MXWシリーズ」。フルハイビジョンの10ビット液晶パネルに120Hz駆動、HDMIリンク機能「REALINK」といった技術トレンドをおさえつつ、リモコン操作でテレビが左右に首を振る「オートターン」で他社との差別化を図った。
映像エンジンは「DIAMOND Engine VI」。デジタルハイビジョン放送の映像ノイズを低減するHD3DDNR回路をはじめ、黒つぶれや白つぶれを防ぐ「ダイナミックレベルエクスパンダーIII」、インテリジェントバックライトコントロールなどの機能を持つ。
チューナーは、地上/BS/CS110度デジタルチューナーとアナログ地上波。インタフェース類は、HDMI×3系統のほか、S端子/コンポジットのビデオ入力3系統、D4×2系統、ミニD-Sub 15ピンなど。HDMI CECを利用した「REALINK」もサポートする。
2台目あるいはパーソナルユースで需要の拡大が見込まれている32V型以下には「MXシリーズ」の3機種が投入される。
型番 | 概要 | 実売想定価格(価格はオープンプライス) | 発売時期 |
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LCD-32MX11 | 32V型WXGA | 13万円前後 | 10月21日 |
LCD-26MX20 | 26V型WXGA | 12万円前後 | 10月21日 |
LCD-19ALT20 | 19V型WXGA | 10万円前後 | 10月21日 |
いずれも1366×768ピクセルのワイドXGAパネルに地上/BS/CS110度デジタルチューナー1基とアナログ地上波チューナーを搭載したエントリーモデル。映像エンジンは、LCD-32MX11が「DIAMOND Engine V」を使用しているほかは、MXWシリーズと同じ「DIAMOND Engine VI」だが、倍速駆動は採用していない。
ユニークなのは、MXシリーズの中で唯一「オートターン」を搭載し、さらに「オートチルト」も可能な19V型「LCD-19ALT20」だろう。ベッドサイドや“ごろ寝視聴”のように目の高さが変化するケースを想定し、左右各30度に加えて上下にも10度ずつ向きを変えることができる。リモコンにはオートターンボタンの代わりに「画面向き」ボタンが用意され、これでGUIを表示して方向キーを操作する仕組みだ。
いずれも2系統のHDM入力と3系統のビデオ入力のほか、ミニD-Sub 15ピンとアナログピンジャックによる音声入力を装備。パーソナルサイズらしくPCディスプレイとしても使用可能だ。
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