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ソニー「BDZ-T50」vs.パナソニック「DMR-BR500」、お手ごろBDレコーダー直接対決(後編)(2/4 ページ)

» 2008年08月25日 12時33分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

録画機能に合わせた録画番組管理――ソニー

photo 録画番組の一覧もクロスメディアバー。1画面あたり5番組の表示だが、操作の軽快性でカバーしている。未視聴の録画番組を優先して並べることが可能。ダビングの残り回数は各番組の右端に表示される

 録画番組一覧は、クロスメディアバーで非常に高速にスクロールする。上下キーを押しっぱなしでの高速スクロール中でも、慣れてくると結構録画番組を識別できるので、相当数の番組を録画していても番組を探し出すのにストレスは感じない。この軽快感の魅力はやはり大きい。

 録画番組一覧では分類機能としてオートグルーピングが利用できる。その名前から想像できる通り、予約録画時の指定などは不要で、電子番組表のジャンル別にグループ分けして一覧表示をすることもできる。ジャンル別に一括削除といったこともできるので、バラエティ番組は見た見ないに関わらず1カ月ごとに全部削除といったことも簡単に行える。録画番組を手早く探す、という意味では必要十分な機能を果たすだろう。

photophoto オートグルーピングでは番組ジャンル別に一覧することも可能。録画番組数が増えた場合にはかなり便利だ(左)。再生時の付加機能となるのでここで紹介しておくと、映像や音声から番組のハイライトシーンをピックアップして再生する「ダイジェスト再生」もサポート。5段階に総再生時間を選択できる(右)

録画機能に合わせた録画番組管理――パナソニック

 録画番組一覧はベーシックなタイトル名でのリスト形式で、画面左上にプレビューも表示される。スクロールなどは高速ではないが、ページスクロールの併用でカバーする形になる。非常にベーシックなスタイルと使い勝手だ。

 分類機能としてはまとめ表示があり、繰り返し予約で録画した番組を自動的にフォルダのようにまとめてしまうことが可能。任意の番組をまとめ表示内に移動することもできる。いわゆるフォルダ機能としてはミニマムだが、シリーズ番組の録画が多い人には便利だし、番組名がまとめ表示の入り口になるのでフォルダという考えかたを理解していなくても、便利に使えるはずだ。ベーシックな録画機能に合わせた、分かりやすさ優先の分類機能といえる。

photophoto 録画番組一覧はベーシックなリスト表示。左側に「まとめ」が表示された番組では、再生ボタンを押すとまとめられている番組を連続再生できるほか、決定キーを押すとまとめられている番組の一覧が表示される。なお、まとめ表示は無効にすることもできる
movie番組一覧の動作。上下キー押しっぱなしでのフォーカス移動やスクロールはあまり早くない。代わりにページスクロールは俊敏だ。クリックで動画再生(MPEG-1、1.6Mバイト)

機能的にはほぼ同等だが使い勝手で差が出る編集機能――ソニー

 ソニー製品の編集は、録画番組内でのチャプター編集と2点間消去、録画番組の分割/結合、プレイリストが主な機能。機能としては平均的だが、本機は本編とCM間に自動でチャプターを設定する「おまかせチャプター」機能があるため、CMカットはかなり楽だ。2点間消去は1カ所ずつ消去を実行するタイプなので、例えば番組内から不要部分をカットして全体をある時間に収めたいといった場合にはちょっと不便かもしれない。

photophotophoto チャプター編集は選択中と前後の2つの計5つのチャプターポイントの時間を確認できる。チャプター消去は複数チャプターを選択してからまとめて消去することも可能(左)。2点間消去は消去開始(A点)、消去終了(B点)を設定して消去する(中、右)

 全体としての操作感は、比較的軽快。リモコン操作に対する反応も良く、コマ送りを併用してできるだけ正確に位置指定を行いたい場合でも、さほどストレスは感じなかった。

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