録画番組一覧は、クロスメディアバーで非常に高速にスクロールする。上下キーを押しっぱなしでの高速スクロール中でも、慣れてくると結構録画番組を識別できるので、相当数の番組を録画していても番組を探し出すのにストレスは感じない。この軽快感の魅力はやはり大きい。
録画番組一覧では分類機能としてオートグルーピングが利用できる。その名前から想像できる通り、予約録画時の指定などは不要で、電子番組表のジャンル別にグループ分けして一覧表示をすることもできる。ジャンル別に一括削除といったこともできるので、バラエティ番組は見た見ないに関わらず1カ月ごとに全部削除といったことも簡単に行える。録画番組を手早く探す、という意味では必要十分な機能を果たすだろう。
録画番組一覧はベーシックなタイトル名でのリスト形式で、画面左上にプレビューも表示される。スクロールなどは高速ではないが、ページスクロールの併用でカバーする形になる。非常にベーシックなスタイルと使い勝手だ。
分類機能としてはまとめ表示があり、繰り返し予約で録画した番組を自動的にフォルダのようにまとめてしまうことが可能。任意の番組をまとめ表示内に移動することもできる。いわゆるフォルダ機能としてはミニマムだが、シリーズ番組の録画が多い人には便利だし、番組名がまとめ表示の入り口になるのでフォルダという考えかたを理解していなくても、便利に使えるはずだ。ベーシックな録画機能に合わせた、分かりやすさ優先の分類機能といえる。
ソニー製品の編集は、録画番組内でのチャプター編集と2点間消去、録画番組の分割/結合、プレイリストが主な機能。機能としては平均的だが、本機は本編とCM間に自動でチャプターを設定する「おまかせチャプター」機能があるため、CMカットはかなり楽だ。2点間消去は1カ所ずつ消去を実行するタイプなので、例えば番組内から不要部分をカットして全体をある時間に収めたいといった場合にはちょっと不便かもしれない。
全体としての操作感は、比較的軽快。リモコン操作に対する反応も良く、コマ送りを併用してできるだけ正確に位置指定を行いたい場合でも、さほどストレスは感じなかった。
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