前回に続き、シングルチューナータイプのBlu-ray Discレコーダー、「BDZ-T50」、パナソニック「DMR-BR500」のレビューをお届けしよう。後編では自動録画、再生、編集、そしてダビング10対応を含めたダビング機能などに触れていく。
早い時期から自動録画機能を搭載して改良を重ねてきたソニーは、現行レコーダーの中でもっとも高機能といえる。BDZ-T50にも「x-おまかせ・まる録」と呼ばれる自動録画機能が搭載され、ユーザーの細かいニーズにも応えることができる。
自動録画の条件は、任意の名称で複数登録することが可能。それぞれ番組ジャンル、キーワード、時間帯、放送波を指定して、さらに任意のチャンネルを複数指定することもできる。キーワードも1つの登録に対して最大4つ、除外キーワードを2つ。さらにキーワードは「全てを含む」「いずれかの含む」の指定が可能だ。例えば同じキーワードでも漢字とカタカナの両方を登録して、「いずれかを含む」に設定しておけば、より確実に番組を検索することが可能になる。一方でキーワードを指定せず、番組ジャンルだけで検索するといった大ざっぱな設定も行える。
また自動録画の予約一覧から、より優先順位の高い通常予約録画に移行させることも可能。強力な番組検索機能としての使い道もある。
パナソニック製品の自動録画機能は極めてシンプル。「新番組おまかせ録画」という名前が付けられており、シリーズ放送が多いドラマとアニメの新番組のみを自動録画する機能だ。実際、番組改変期にはシリーズ放送の初回放送を録り逃してくやしい思いをしたり、偶然初回を見たら気に入った、なんて場合も多いだろうから、シンプルながら存在価値は大きい機能といえる。もちろん自動録画としての機能はBDZ-T50と比べるまでもなく、あまり高くはないのだが、まったく自動録画機能がないよりはずっと良いだろう。
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