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ソニー、お手ごろ価格の“EXモニター”2機種をリリース

» 2008年08月25日 17時25分 公開
[ITmedia]
photo 写真は「MDR-EX500SL」

 ソニーは8月26日、スタジオモニターヘッドフォンの設計コンセプトを継承したインナーイヤーヘッドフォン“EXモニター”の新製品として「MDR-EX500SL」と「MDR-EX300SL」を発表した。

 EXモニターは、レコーディングスタジオやアーティストたちから評価の高い同社製モニターヘッドフォン「MDR-CD900ST」の設計思想に基づき、原音のイメージに忠実な音を再生することを目指した高級ヘッドフォンシリーズ。昨年投入された「MDR-EX700SL」は実売価格で3万円前後と民生用としては高価だったが、新製品の「MDR-EX500SL」は希望小売価格で1万2390円、「MDR-EX300SL」は6195円に設定されている。いずれも10月10日に発売する予定だ。

 MDR-EX500SL/EX300SLは、いずれも新開発の13.5ミリドライバーユニットを採用。ドライバーユニットを垂直に配置する“密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式”により、装着安定性と快適性を向上させている。「耳の小さな人でしっかり奥まで入る」(同社)。

photo バーティカル・イン・ザ・イヤー方式(左)の概要図。出典はソニー

 イヤーピースには、内側にハードシリコンを使って先端のつぶれによる音質劣化を防ぐ新ハイブリッドイヤーピースを採用。また外側のソフトシリコンは、従来より先の細いカーブを描く形状によりフィット感を高めた。

photophotophoto 内側のグリーンの部分にハードシリコンを使用。先端のつぶれを防ぐ(中)。従来より先の細いカーブを描く形状(右)

 さらにMDR-EX500SLは、MLダイヤフラムとアルミボディの採用で不要な振動を抑え、クリアな高音域と低音のスムーズなレスポンスを実現したという。なお、MLダイヤフラムにも新素材を採用。「従来はペット樹脂を使っていたが、今回は幾層も重ねた、より硬い新素材を採用して解像感を高めている」(同社)。再生周波数は5〜2万4000Hz。

 MDR-EX500SLはブラックとホワイトの2色をラインアップしており、発売は10月10日。90センチ延長コードとコード長アジャスター、S/M/Lサイズのイヤーピース、本革キャリングケースなどが付属する。

 一方のMDR-EX300SLは、ブラック、ホワイト、バイオレット、レッドの4色を用意。音楽プレーヤーやファッションとのコーディネートが楽しめる。付属品は、90センチ延長コードとコード長アジャスター、S/M/Lサイズのイヤーピースなど。

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