ポータブルオーディオの最も簡単かつ、効果的なチューニングはイヤフォンの変更だ。最近では音質にこだわったものも付属品として用意されるようにはなってきたが、音質については個人の好みもあり、うたわれる高音質がその人にとって好ましいモノであるとは言い切れない。また、イヤフォンという製品の性格上、装着感も音質に大きな影響に及ぼすことから、社外品を利用するメリットは決して小さくない。
選択にあたっての基本的な考え方については、こちら(→自分にピッタリのイヤフォンを選び出す――カナル型編)を参考にして欲しいが、基本的には「価格帯」「音質の好み」「装着性」の3軸をもって選択することをお勧めする。
価格帯については個人のおサイフ事情と相談となるが、今回は仮に「実売価格で1万円程度」を上限とした。最近ではかなりの種類が登場しており、3000円あるいは5000円を上限としても選択の幅は広いが、1万円をボーダーとすれば海外ブランドの製品にも手が届くからだ。
価格帯とも関連する要素だが、音質について「好み」としたのは、実売1万円クラスだとメーカーやブランドによる音の指向性が明確に現れるからだ。最近ではイヤフォンの試聴が可能な店舗もあるが、そこで1万円クラスの製品をいくつか聞き比べてみて欲しい。それまで使っているイヤフォンが付属品であれば、まず音の良さに気をとられてしまうかもしれないが、聞き比べを進めるうちに、各製品の個性に気が付くはずだ。
装着性はカナル型であれば付属イヤーピースでかなりの調整が可能だが、耳穴の大きさによっては付属イヤーピースでは大きすぎる(最近ではSSサイズのイヤーピースが付属する製品も増えたが)こともあるし、製品によってはかなり耳穴の奥までねじ込むように装着しないと本来のパフォーマンスを発揮できないものもある。いい音という感覚的な良さを求めるためには装着感も大切な要素なので、この点についても注意を払いたい。
●オーディオテクニカ ATH-CKS70 | |
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●オーディオテクニカ ATH-CKM90 | |
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●ソニー MDR-EX500SL | |
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●ソニー MDR-XB40EX | |
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●クリエイティブメディア CREATIVE Aurvana In-Ear | |
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●パナソニック RP-HJE700 | |
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●パイオニア SE-CLX7 | |
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●日本ビクター HP-FX500 | |
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