日本ビクターは12月26日、振動板とハウジング部に樺(カバ)材を使用したカナル型(インナーイヤー)イヤフォン「HP-FX500」を発表した。2月上旬にオープンプライスで発売する予定。店頭では1万5000円前後になる見込みだ。
世界初となるウッドドームユニットを搭載したダイナミック型イヤフォン。独自の薄膜加工技術により、ドーム型に成型加工した木の振動板をドライバーユニットに採用している。「木は、スピーカー素材の中でも伝搬速度が速く、適度の内部損失を持つため自然な音の響きを奏でる“理想的な素材”。余分な振動も適度に吸収される」(同社)。
再生周波数帯域は8〜2万5000Hz。ハウジング部にも同じく木材を使用したことで、ウッドドームユニットの特性を引き出しながら、自然な音の広がりと豊かな余韻を両立する。ただし、振動板とハウジング部は同じ樺材になったのは偶然。同社では、「最適な素材を求めたところ、どちらも樺に行き着いた」と話している。
既発売の「HP-FX300」と同様のハイブリッド構造を採用。ハウジング内部には制振ジェルを備えてコードのタッチノイズを低減した。
Y字型のコードは0.8メートルの長さがあり、24金メッキのステレオミニプラグを備えている。このほか、0.7メートルの延長コード、S/M/Lサイズのシリコンイヤーピース各2個と低反発イヤーピース2個、専用キャリングケースなどが付属する。
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