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» 2008年09月02日 11時38分 公開

橘十徳の「自腹ですがなにか?」第37回:一家に1台、振動感知機能も付いた「緊急非常箱」 (2/2)

[橘十徳,ITmedia]
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まずはハンドルを回して充電

 手回し充電をするには、まず充電ハンドルを引き出して、先端のつまみを持って回す。回転方向はどちらでもOKで、回す速さは1秒間に2回くらいが適当だ。力を入れすぎたり、速く回しすぎたりすると故障する恐れがあるので注意しよう。

 説明書によると、使用時間の目安は360回転(1秒間に2回回す場合は3分間)した場合、LEDライトだと15分、ラジオは20分、サイレンは10分、携帯電話連続通話は60〜90秒、携帯電話の待ち受けは20〜30分。ハンドルは負荷がけっこうあり、長時間回し続けるとそれなりに疲れるので、長時間使い続けたい場合は電池を使うのが現実的だろう。ただ、いざというときに電池なしで使えるという安心感は捨てがたいものがある。

photophoto 充電用の手回しハンドル(左)。LEDライト(右)

 充電が完了したらさっそく使用開始だ。ライトのスイッチを入れて点灯させてみる。LEDは3灯式で、それほど明るくはないが緊急用としては申し分ない。LEDだと球切れの心配が少ないし、消費電力も少ないので安心だ。また、ラジオもアンテナを立てるとクリアな音声が聞ける。携帯電話の充電は、NTTドコモのMovaおよびFOMA、au、ソフトバンクなどさまざまなキャリアに対応している。なお、携帯電話の充電コネクタを接続するジャックの下にACアダプタ用のジャックが用意されているが、ACアダプタの利用については説明書では一切触れられていない。どうやら日本ではサポート外のようだ。

photo 携帯電話を充電中

誤作動がコワイ振動感知機能

 このほかの機能として注目したいのが、振動感知機能だ。これは揺れを感じるとサイレンを鳴らす機能で、ふたの裏にスイッチがある。設置場所に置いてスイッチを入れるといきなりサイレンが鳴るので、いったんスイッチを切ってからまた「入」にする。あとは静かにふたを閉じれば準備完了だ。

 振動を感知すると5秒間サイレンが鳴り、上部の取っ手が非常灯として点滅する。サイレンの音はかなり大きく、これなら寝ていても確実に起きられるだろう。ただ、実際に使ってみたところ、この機能はわずかな振動にもけっこう敏感に反応するので、設置場所を選ばないとけっこう誤作動に悩まされる。一度サイレンが鳴るといちいちふたを開けてスイッチを切る必要があるので、誤作動が繰り返されるとかなりストレスがたまってしまう。

 この誤作動の問題のために、結局、ワタクシは振動感知機能は使わないことに決めた。ただ、サイレン機能は上部のAM/FM切替ダイヤルを使って任意に鳴らすこともできるので無駄にはならない。例えば災害の現場で他人に自分の居場所を知らせたい場合など、サイレン機能が役立つ可能性があるからだ。

 というわけで、振動感知機能はワタクシ的にはイマイチだったが、なにしろ値段が値段だけに、買って損したとはまったく思っていない。災害に役立つ機能を数多く搭載したこの商品、いざというときのために用意しておくことをオススメする。

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