ナビタイムジャパンは9月24日、通信機能を備えたナビゲーションデバイスを「WND」(Wireless Navigation Device)と名付け、WND製品を2009年春に提供すると発表した。
WNDは、サーバと通信する機能を持つのが既存のPND(Personal Navigatio Device)や一般的なカーナビとは異なる点で、常に最新の地図やスポット情報をもとにナビゲーションサーいすが提供できる。現在同社が携帯電話向けに提供している「NAVITIME」「ドライブサポーター」や「EZナビウォーク」「EZ助手席ナビ」のサービスを、単体の機器に独立させたようなものとなる。携帯電話は、運転中に操作すると道路交通法上問題があるが、今回開発するWNDでは運転者でも利用できるサービスとして開発する。
WNDの提供形態はまだ決まっておらず、他社ブランドで、OEMとしてナビゲーションソフトウェアを提供するか、自社ブランドで、既存の通信機能付きデバイス向けにソフトウェアを販売するか、あるいは自社ブランドでデバイスと通信回線をすべてパッケージングした自社製品として発売することになるという。
なおナビタイムジャパンでは、現在開発しているWNDの機能の一部を、9月30日から10月4日まで幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2008」で展示する。9月30日の11時からは、同社ブース内で大西啓介社長自らがWNDについてプレゼンテーションを行う予定だ。
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