三菱電機は10月17日、同社製の液晶ディスプレイに対応したカラーマネジメントソフトウェア「EASYCOLOR!2」を発表した。10月15日に発表された「RDT204WM-S」「RDT223WM」「RDT223WM-S」の各シリーズに付属するほか、現在販売中の25.5型ワイドモデル「RDT261WH」シリーズのユーザーに対しては、同社Webサイトからのダウンロード配布を10月末に行う予定だ。また、今後同社が発売する液晶ディスプレイの主要機種に付属していくという。
EASYCOLOR!2はPCとディスプレイ間の通信機能「DDC-CI」(Display Data Channel Command Interface)を利用してディスプレイのカラーキャリブレーションを行い、その結果をPCおよびディスプレイに自動で設定するソフト。同ソフトが付属する液晶ディスプレイには「色調整チャート」も添付されており、このチャートとディスプレイ上の画像をユーザーが目視で見比べて、明るさや色合いが同じに見えるようにソフト上で操作することにより、測色器なしで簡易的なカラーキャリブレーションが可能だ。RDT261WHシリーズのユーザーは、同社Webサイトから無料で色調整チャートの送付を申し込むこともできる。
デジタルカメラで撮影したAdobe RGBやsRGBのICCプロファイルが埋め込まれた画像データ(JPEG、TIFF)と、液晶ディスプレイのICCプロファイルの両方を反映し、正しい色空間で画像を表示するビューア機能も備えている。対応OSはWindows Vistaのみだ(Windows XP以前のWindowsはDDC-CIを正式サポートしていないため)。
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