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全方位の進化を果たしたパナソニック「DMR-BW930」(後編)BD/DVDレコーダー特集(1/5 ページ)

» 2008年10月23日 12時51分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 前回に続き、パナソニックのBlu-ray Discレコーダー「DMR-BW930」を細かくチェックしていこう。まずは編集機能を取り上げる。

photo 「DMR-BW930」

機能追加はないが、使い勝手の向上した編集機能

photo 編集機能は録画番組一覧から対象の番組を選んで「番組編集」を選択。チャプター編集をしたいときは、「チャプター一覧」からチャプターの結合、追加、削除が行える

 編集機能は、旧モデルと比べてあまり変化がない部分だ。ダビング10運用開始後、初の新モデルとなるため多少の機能アップを期待していたが、できることは、カット編集、番組分割、チャプター編集といったところ。例えば、音楽番組から特定のアーティストの歌唱シーンを集めてダビングしようと思うと、不要シーンを全部カットしてしまうか、細かく番組分割して必要なシーンを番組として独立させるしかない。HDD内ダビングもサポートしていないため、前者は失敗が許されず、後者は録画番組を管理する上では不便がある。やはり、HDD内ダビングやチャプター単位でダビングする機能がほしい。

 もっとも、実質的な使い勝手は向上している。カット編集では番組分割でもチャプター単位で編集ポイントの移動が可能になり、新機能の自動チャプターが活用できる。CMカット程度であれば、大幅に作業の手間は減るはずだ。また、DMR-BR500で先に実現されていたが、昨年のモデルと異なり録画番組の編集中でも予約録画の実行が可能になっている。この2点は編集機能を多用するユーザーにとって大きな改善といえるだろう。

photophoto 部分消去は複数範囲を設定して一括消去することが可能。CMカット程度なら自動チャプターを活用することで、旧モデルよりもかなり手間を省くことができる(左)。チャプターの追加画面。ちなみにリモコンにチャプターマークボタンがあるので、番組再生時や録画時にチャプターを追加することもできる(右)
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