前回に続き、パナソニックのBlu-ray Discレコーダー「DMR-BW930」を細かくチェックしていこう。まずは編集機能を取り上げる。
編集機能は、旧モデルと比べてあまり変化がない部分だ。ダビング10運用開始後、初の新モデルとなるため多少の機能アップを期待していたが、できることは、カット編集、番組分割、チャプター編集といったところ。例えば、音楽番組から特定のアーティストの歌唱シーンを集めてダビングしようと思うと、不要シーンを全部カットしてしまうか、細かく番組分割して必要なシーンを番組として独立させるしかない。HDD内ダビングもサポートしていないため、前者は失敗が許されず、後者は録画番組を管理する上では不便がある。やはり、HDD内ダビングやチャプター単位でダビングする機能がほしい。
もっとも、実質的な使い勝手は向上している。カット編集では番組分割でもチャプター単位で編集ポイントの移動が可能になり、新機能の自動チャプターが活用できる。CMカット程度であれば、大幅に作業の手間は減るはずだ。また、DMR-BR500で先に実現されていたが、昨年のモデルと異なり録画番組の編集中でも予約録画の実行が可能になっている。この2点は編集機能を多用するユーザーにとって大きな改善といえるだろう。
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