ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(以下、GFK)は11月12日、家電量販店の店頭における民生用レコーダーの販売動向を発表した。これによると、11月第1週に初めてレコーダー全体に対する数量構成比でBlu-rayレコーダーが50.75%に到達。数量・金額の両面でDVDレコーダーを上回った。
2008年9月から11月にかけ、パナソニック、ソニー、シャープが新モデルを投入。シングルチューナー搭載機で平均価格が8万円台というモデルもあり、BDレコーダーの需要を押し上げた。平均価格は2008年6月第1週以降11万円台で推移していたが、10月第3週以降は10万円に下がっている。「今後も値ごろ感が強まると予想され、年末商戦では家電量販店の目玉商品の1つになると思われる」(GFK)という。
また、“普及の兆し”とされる数量構成比10%から50%に到達するまでの期間をDVDレコーダーと比較すると、その速さは1.5倍。DVDレコーダーは、2002年4月第5週に初めて数量構成比10%を越え、82週間後の2003年11月第4週に初めて50%を突破した。一方のBDレコーダーは、2007年10月第5週に10%に到達し、53週間後
に50%を越えている。背景についてGFKでは、「デジタルハイビジョン放送に対応した薄型テレビの普及。画質を落とすことなく録画できるBDに対する需要を加速させたものと考えられる」としている。
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