シャープは12月2日、同社が1990年1月から製造販売した液晶プロジェクターで発火事故が今年までに2件起きたと発表した。同製品を販売したパナソニック、日本ビクターの3社合計1万6599台の使用中止を呼び掛け、製品を回収する。
発火事故は昨年1件、今年1件発生。電源プラグをコンセントに差し込んだスタンバイ状態で発火し、周囲や天井・壁が焼けるなどの被害が出た。人的被害はなかったという。電源基板内の電解コンデンサーの劣化や設置環境などにより、基板面の絶縁が低下し、スタンバイ状態が続いたことで放電・リークした可能性があるという。
対象製品は、シャープが1990年1月から93年8月に製造した「XV-101T」(7350台)、「PG-1000T」(987台)、「PG-X1000」(500台)、「XV-T1Z」(7062台)と、パナソニック(当時は松下電器産業)が91年7〜8月に販売した「TH-100CV1」(500台)、ビクターが91年12月〜92年1月に販売した「VX-100T1」(200台)。
ユーザーには電源プラグをコンセントから抜き、使用を中止するよう呼び掛ける。対象製品は各社の担当者が訪問して回収する。
詳細はニュースリリースで。
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