レビュー
トイカメラやフィルムの味を表現するデジ一眼――オリンパス「E-30」(1/4 ページ)
アートフィルターを使いこなす
最近のデジカメはよく写る。一眼レフでもコンパクトでも、押すだけのフルオートできれいな写真が簡単に撮れる。こだわるマニアやプロ向けには画質の進化の余地はまだまだあるが、一般向けには「高画質」というだけでは売り文句にはならなくなっている。
そんな中、オリンパスが昨年末に発売した中級デジタル一眼「E-30」は、高画質の追求とは別に、もうひとつの写真の楽しみ方を提案している。それがアートフィルター機能だ。新開発の処理エンジン「TruePic III+」には、撮影時に色や明るさ、ぼかしなどを制御・調整するアートツールが組み込まれ、被写体をリアルに“再現”するのではなく、あえて色や明るさのバランスを崩し、肉眼とは違った風に“表現”できる。
アートフィルターの使い方は、まずモードダイヤルを「ART/SCN」の位置にセットし、液晶表示されるサンプル写真を見ながら、6種類の効果を選択する。するとライブビュー画面には、その効果が適用された状態の映像が表示されるので、それを見ながら撮影を行う。露出モードはプログラムAEとなり、必要に応じてプログラムシフトや露出補正を加えたり、ホワイトバランスや感度などをユーザー設定することも可能だ。
6種類の効果とは、彩度が極端に高くなり、こってりとした色合いになる「ポップアート」のほか、薄い青みが加わった色調で、階調がやわらかくなる「デイドリーム」、色味はあまり変えずに、全体を明るく低コントラストに仕上げる「ライトトーン」、ライトトーンにさらにぼかし効果を加えた「ファンタジックフォーカス」、コントラストが高く、粒子が粗い高感度白黒フィルムのような表現になる「ラフモノクローム」、周辺光量と全体の彩度を下げて、ややセピア色を加えた「トイフォト」である。
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