アイ・オー・データ機器は3月17日、ネットワークAV家電の新製品群を発表した。久しぶりのアップデートとなる「AVeL Link Player」を含む4製品をリリース。また、LAN DISK AV「HVL4-G2.0」など既存製品のファームウェアアップデートも併せて明らかにしている。
型番 | 概要 | 発売時期 | 価格 |
---|---|---|---|
AV-LS500VX | AVeL Link Player | 4月上旬 | 3万1700円 |
HVL1-G500 | LAN DISK AV | 4月下旬 | 2万1000円 |
HVL1-G1.0T | LAN DISK AV | 4月下旬 | 2万9500円 |
GV-D4VR | D4入力端子搭載アナログビデオキャプチャーボード | 3月下旬 | 3万1700円 |
「AVeL Link Player」は、PCなどに保存した動画コンテンツをネットワーク経由でテレビに映し出すネットワークメディアプレーヤー。2003年に第1世代の「AVLP1/DVD」、翌2004年にDLNA対応の「AVLP2シリーズ」を発売して人気を集めたが、デジタル放送への対応などが障壁となり、2006年の「AV-LS300シリーズ」以降は新製品が出ていなかった。
3年ぶりのニューモデル「AV-LS500VX」は、DLNAガイドライン 1.5および機器間の著作権保護技術であるDTCP-IP ver.1.2をサポート。デジタル放送への対応を果たしたうえ、MPEG-4 AVC(H.264)のデコーダーも搭載することで「アクトビラ」や「DMM.TV」といったネットワーク動画配信サービスにも対応した。HDMI CECによるリンク機能なども備え、イマドキのネットワークプレーヤーに生まれ変わっている。
「2〜3年前にテレビを購入した人たちは、アクトビラがまともに動かずに悔しい思いをしているかもしれない。AVeL Link Playerを追加すれば最新のテレビと同じネットワークサービスが楽しめる」(同社の細野昭雄社長)。
DTCP-IP ver1.2対応により、まずPCやDLNAサーバ機能付きのレコーダーで録画したデジタル放送番組を(著作権保護コンテンツ)をテレビで楽しむことが可能になった。また同社のDTCP-IP対応NAS「LAN DISK AV」シリーズに保存した番組も再生可能。例えば、東芝の液晶テレビ「REGZA」(ネットワーク録画対応機)で録画した番組をLAN DISK AVにムーブしておけば、ほかの部屋にあるAVeL Link Playerからストリーミング再生が行える。
もちろん静止画や音楽の伝送も可能。Windows DRM10に対応したため、PCで購入した動画(WMV)や音声(WMA)をリビングルームのテレビやオーディオセットで楽しめる。
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