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液晶のイメージを覆す表現力、REGZA「42Z8000」を試す人気の薄型テレビ3機種レビュー(1/3 ページ)

» 2009年08月25日 03時27分 公開
[ 野村ケンジ, 芹澤隆徳,ITmedia]
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 人気の40V型クラス薄型テレビ3機種を取り上げるレビュー企画。ラストは、多機能で知られる東芝“REGZA”の「42Z8000」を取り上げる。今回も画質を中心に試用リポートをお届けしよう。

録画テレビに変身

 この夏、REGZAの“Z”には3つのシリーズが用意された。同社初のLEDバックライトを搭載したフラグシップモデル「ZX8000シリーズ」、録画用のHDDを内蔵した「ZH8000シリーズ」、そして今回取り上げる「Z8000シリーズ」だ。REGZAの中では上位シリーズとなるため、ダブルチューナーを搭載している。

 Z8000は、内蔵HDDこそ搭載していないが、NASやUSBの外付けHDDを付加するだけで“録画テレビ”に変身する。しかもUSB HDD使用時なら2番組同時録画対応。2番組を録画中は、そのほかのデジタル放送を視聴できなくなってしまうという制限もあるが(録画番組の再生などは可能)、“使える機能”とみれば制約を承知で採用してしまうあたりが“Zならでは”の部分。ここに好感が持てる人は、きっとZを好きになる。

photophoto 東芝の「42Z8000」

 では、例によって外観から見ていこう。Z8000は、一見してかなりの存在感を主張している。新たに採用されたグレア仕上げ(光沢)液晶パネルが目立つのは当然だが(といってもプラズマと同じくらい)、同じテイストで作られた光沢ブラックの狭額フレームと合わせ、一体感の高いスクリーン然とした雰囲気を醸し出している。がっしりとしたブーメランスタンドは頼もしい印象。BRAVIA「F5シリーズ」のような控えめなシンプルさとは別の尺度でカッコいい。

photophoto フレームも光沢処理がされている(左)。ブーメランスタンド(右)

 HDMI端子は4ポートで、側面に1つ、背面に3つ用意されている。このほかにも、背面にはHDD接続用のUSB端子やNAS接続用のLAN端子、「ひかりテレビ」専用のLAN端子、2つのi.LINK(TS)などが並んでおり、背面はとても“にぎやか”だ。メカ好きの人は、これだけでうれしくなるはず。

photophoto 背面はにぎやか

 逆に「ビデオの接続や操作が分からない」といった人はハードルが高いと感じるかもしれないが、とくに録画機能についてはUSBのHDDを接続するだけで内蔵HDDと同レベルの使い勝手を実現できるため、使い始めると単体レコーダーよりカンタンな面も多い。

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