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» 2009年08月27日 12時11分 公開

第119回 自然と露出とシャッタースピードの関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/4 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]

 もうひとつ、三脚を持っていくなら、PLフィルタかNDフィルタも一緒に持っていこう。スローシャッターで撮ろうと思っても、明るすぎてシャッタースピードを落とせないことも多い。

 ISO感度は一番下まで落とし(たいていはISO100)、思いきり絞っても(F22とか)、シャッタースピードはせいぜい数分の1秒なのだ。そこでNDフィルタやPLフィルタの出番である。ND4フィルタなら2段分、PLフィルタは光の表面反射をコントロールできる上におよそ1.5段分くらいの減光効果もある。


 この2枚は三脚を使い、PLフィルタを装着して撮影したもの。F22でシャッタースピードは6秒(2枚目は8秒)のスローシャッターで撮影。PLフィルタは2枚の偏光ガラスの組み合わせでできており、片方を回転させて光の通し方を変える。

 だから、光を通したりカットしたりできるのだ。1枚目は水面や岩の濡れたカ所が反射しているが、2枚目は反射が抑えられていて、水面の透明感も増している。

 青空をきれいに撮りたいときにも使えるので、カメラを持ってハイキングに行くときは、PLフィルタを1枚用意していくのがおすすめ。日差しが強く当たっているときはもうちょっと減光したいので、ND4やND8フィルタとの併用もいい。ではシャッタースピードを変えながら撮った例を。早いのと遅いので。


左上から、シャッタースピード3秒、1/6秒、1/80秒、1/160秒)

 速いと水の動きが止まってきて暴れる感じが出るし、遅いと白い帯になる。撮るなら速いか遅いか。中途半端なのは見栄えがイマイチ。

 で、本来はここで滝の写真を入れる予定だったのだが、落石防止工事のため、今年いっぱいはこれ以上近づけないといわれてしまった。残念。なので、遠くから。

 でも遠いなら遠いで、ちょっと広角目にして、山の雰囲気を入れながら滝を撮るという手もある。こんな感じである。

 うっそうとした木々の奥に真っ白な滝、という構図なので普通に撮ったのでは露出オーバー。ここはマイナス2の補正をかけて撮影した。

 なお、シャッタースピードが遅いと三脚を使ってもブレやすい。三脚を使ってスローシャッターで撮るときは、リモコンやケーブルレリーズを使い(ないときは、2秒のセルフタイマーで)、カメラには触らないで撮る。また、カメラ側の手ブレ補正はオフにしておくのがいい。

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