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30周年記念くじに“刻の涙”を見た(2/4 ページ)

» 2009年12月28日 20時58分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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迫撃!トリプル・ドム

 前回までの一番くじをご存じの方はすぐに理解できたと思うが、以前は、「〜賞」の中で利用者が好きな景品を選ぶことができた。だから同じ賞が当たっても、用意されている景品を一通りそろえるまでは、景品がダブらなかったのである。それが、今回は最初から景品まで決まっている。このシステム変更は、通常では考えられない事態を引き起こした。つまり……。

photophoto 量産型エルメスに量産型ハロ(ソフビ貯金箱賞)(c)創通・サンライズ
photo 明かに需要と供給をまちがえた武器の数々(ボールペン賞)
photo 何かおかしい「黒い三連星」(ジオラマフィギュア賞)

 量産型ではないものが量産され、出番の少ないガンダムハンマーが大安売り。「黒い三連星」の華麗なフォーメーションもくずれてしまった。これでは踏み台にされても仕方がない。

 ちなみに「機動戦士ガンダム 30th ANNIVERSARY 一番くじ」には、8等級全22種の景品があり、エルメスとハロは前述の「ソフビ貯金箱賞」に含まれている。しかも“ガンダム史上、もっともかわいいモビルスーツ”の名をほしいままにするアッガイは、狙いすました体育座り。これが欲しくて一番くじに手を染めてしまった人も多いことだろう。

photo ソフビ貯金箱賞には、ほかに「ジオングの頭部」や「頭のないガンダム」などもあり、そろえば「脱出」の名シーンを再現できる

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