三菱電機が5月31日に発表した“REAL”「BHR400シリーズ」は、Blu-ray Discレコーダーの機能を取り込んだオールインワンの“録画テレビ”だ。そのコンセプトは従来機の「BHR300シリーズ」と変わらないが、レコーダーの存在を意識させないデザインやリモコンの改善、録画機能の進化など、“録画テレビ”としてさらに洗練された印象を受ける。写真を中心に解説していこう。
BHR400シリーズは、26V型、32V型、40V型、46V型の4サイズ。ファミリーからパーソナルユースまで、幅広い購買層にアプローチするラインアップをそろえている。このうち40V型と46V型にはLEDバックライト(LEDの実装方法は非公開)を搭載し、上位機「MZWシリーズ」譲りの光沢パネル「DIAMOND Panel」や倍速駆動など、画質面でもバリューアップを図った。
外観は、ブラックを基調としたオーソドックスな液晶テレビという印象。しかし画面の下に目を向けると、目立たないながらもトレイ式のBDドライブがある。手前からディスクを出し入れできる利便性を確保しつつ、「ディスプレイ部分にディスクトレイを融合させたデザイン」(同社)だ。実際、すぐ後ろにスタンドの脚部が見えることもあって、本来あるはずの“ドライブの奥行き”を感じさせず、意外なほどスッキリと収まっている。
リモコンは、ユーザーの声を反映していくつかの改善が加えられた。使用頻度の高いボタンを表面に、それ以外は上下にあるフラップ内に配置する“2層構造”は従来機と同じだが、以前はフラップの下にあった「入力切替」「CS」「サブメニュー」「データ」「画面表示」といったボタンが表面に移動している。
「オールインワンテレビということで、外部入力の使用頻度は低いと考えていたが、ユーザーから“ゲーム機を使うときに不便”といった声をもらった。サブメニューやCS、データ放送も同じ」(同社)。
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