BHR400シリーズは、HDDとBlu-ray Discドライブの両方を備えた録画テレビだ。製品としては、BDレコーダーをまるごとテレビに搭載したようなもので、録画機としての機能も単体レコーダーにひけをとらない。
例えばMPEG-4 AVCによる長時間記録。同社のBDレコーダー「DVR-BZシリーズ」が最長5.5倍録画であるのに対し、BHR400シリーズは約8倍までサポートしている。これにより、500Gバイトの内蔵HDDなら最長で約360時間、25GバイトのBD-R1枚に約17時間の録画が可能だ。
2つのデジタルチューナーを使って2番組同時録画にも対応している。AVCエンコーダーは1系統のため、片方は放送波をそのまま記録するTS録画(DRモード)となり、同時録画中はその番組しか視聴できなくなる(デジタル放送)ものの、同社製レコーダーで定評のあるオートチャプター機能「オートカットi」や「見どころ再生」「シーン検索」などが利用できる。中でもオートカットiは、録画番組を手軽に本編だけ/CMだけにしてダビング可能。アーカイブ用途にBDレコーダーの導入を考えている人にはうれしい機能だろう。ただし、DVR-BZシリーズの持つ超解像技術は搭載していない。
写真では分からないが、BD再生時の出画までにかかる時間など、各種の操作レスポンスが改善された。倍速駆動の40V型、46V型では、2-3プルダウンで60フレームにされた映画コンテンツから元の24枚を検出し、毎秒120枚に再構成する「なめらかピクチャー」も搭載。5等倍して映画と同じ毎秒24コマを再現する「フィルムモード」と、なめらかな動きに補正する「なめらかモード」が選択できる。
ネットワーク関連では、「アクトビラ ビデオ・フル」や「アクトビラ ビデオ・ダウンロードレンタル/セル」をサポート。ダウンロードセルで購入したコンテンツをBD-Rに保存できる点は、オールインワンタイプならではのメリットになる。
インタフェースは、HDMI入力が3系統、ビデオ入力が3系統(S端子×2含む)。CATVセットトップボックスと接続して専門チャンネルを録画できるi.Link(TS)端子も備えている。
型番 | LCD-46BHR400 | LCD-40BHR400 | LCD-32BHR400 | LCD-26BHR400 |
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画面サイズ | 46V型 | 40V型 | 32V型 | 26V型 |
解像度 | 1920×1080ピクセル | 1366×768ピクセル | ||
チューナー | 地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル×2 | |||
内蔵HDD | 500Gバイト | |||
インターフェース | HDMI入力×3系統、ビデオ入力×3系統、音声出力×1、デジタル光音声出力×1、USB端子×1、SDカードスロット×1、LAN端子×1 | |||
実売想定価格 | 35万円前後 | 25万円前後 | 17万円前後 | 14万円前後 |
発売日 | 7月2日 | 7月29日 | ||
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