三菱電機は5月31日、液晶テレビ新製品発表会の席上、3Dテレビへの取り組みを明らかにした(→三菱電機、液晶テレビ「REAL」のオールインワンモデル「BHR」に4モデル)。夏に75インチの3D対応レーザーテレビを投入するほか、年末商戦に向けて3D対応の液晶テレビも発売するという。
同社の「レーザーテレビ」は、RGBの半導体レーザーを光源とするDLPリアプロジェクションテレビ。独自のカラーマネジメント技術を組み合わせ、液晶テレビの約1.8倍という広い色域を実現する。またDLPの高速応答性により、クロストークを抑えて安定した3D映像を実現できる「3Dとの相性のいい技術」だ。
三菱電機は、2007年から北米市場でレーザーテレビを販売しており、第2世代の3Dレディーモデル「L75-A91」を発売したばかり。L75-A91では、新しい駆動方式を採用し、暗いシーンでは光源を光らないようにして、締まった黒と省エネを両立させた。
夏に登場する国内向けは、電源やデジタルチューナーを日本仕様とするほか、別体チューナーの採用、3D機能の内蔵なども検討中。一方、秋口に発売する予定の3D対応液晶テレビは、4倍速駆動の液晶パネルを使用する予定だ。サイズは未定ながら、発表会場には55V型の試作機が展示されていた。なお、同社によると、3DテレビもBlu-ray DiscドライブとHDDを内蔵したオールインワンタイプにする計画だという。
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