連日のように暑い日が続いているが、こう暑いと休日はクーラーの効いた部屋の中で過ごす時間が自然と長くなる。そんなときにそろえておきたいのが小型のライトスタンドだ。メイン照明を消して小型ライトで間接照明にすれば、いつもとは違った落ち着いた雰囲気を手軽に演出できる。
中でも今回紹介する「木工工作キット 経木アート あかりシリーズ 輪重ね」は、手ごろな値段で買えるライトとしておすすめだ。経木(薄い木の板)を輪の形に組んで4段重ねにしたこのライトは、北欧製の家具を思わせる気品が漂っている。それでいて自作キットだから、それほど高価ではない。購入したのは「ファミマ・ドット・コム」で、値段は税込み3990円。コンビニ受け取りということで送料は無料だった。コストパフォーマンスを考えるとなかなかお得だと思う。
この木工工作キットシリーズは、加賀谷木材という会社が作っているもので、今回買った「輪重ね」のほかにも「オーバル」「木の葉」「陽林」などいくつか種類がある。いずれも塗装されていない白木を使ったライトで、美しいデザインのものばかりだ。ライトのほかにもさまざまな木工品をリリースしているので、木工工作が好きな人はチェックしてみるといいだろう。
パッケージの中には、シェードの輪となる細長い経木が8枚と、台座や支柱のパーツ、そして電源コードが付いた電球ソケットなどがセットされている。このほか、輪の取り付け部品や中間部品、ソケットの取り付けネジ、コードストッパーなどの細かいパーツも入っていた。
電球は、E17形口金の25ワットタイプがセットされている。最近はE17形のLED電球も増えてきたので、それらをと交換して省エネ仕様のライトにするのもありだ。
紙やすりや木工用ボンドも入っているのですぐにでも作成を開始できるが、1つ用意しておきたいのが洗濯バサミ。木工用ボンドは乾くのに少し時間がかかるので、貼り合わせた部分を固定するために洗濯バサミを使うと安心だ。乾燥時間は最低でも6時間、できれば丸1日くらいは置いておきたい。
ちなみにこのキットに入っている経木はエゾマツをスライスした単板で、曲面に適した工作材だそうだ。手触りもスベスベしていて、とても清潔感がある。明るい場所で見るとかすかに光沢が見られるほど表面が滑らかだ。安っぽさを感じさせない素材でお得感が高い。
組み立ては、まず台座の部分から開始する。台座に支柱をセットして、シェードを支える架台を設置するだけの簡単工作だ。木工用ボンドを適量塗ってはめ込み、はみ出したボンドをティッシュでふき取ってしばらく乾燥させる。
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