ソニーは9月15日、“ウォークマン”の新製品「NW-S750シリーズ」「NW-S750Kシリーズ」を10月9日より販売開始すると発表した。Kシリーズは充電機能付きスピーカーとのセットモデル。NW-S750シリーズは8G/16G/32Gバイトモデル、NW-S750Kは8G/16Gバイトモデルを用意し、価格はいずれもオープン。
製品名 | メモリ容量 | 実売想定価格 | 備考 |
---|---|---|---|
NW-S756 | 32GB | 2万円前後 | ―― |
NW-S755 | 16GB | 1万7000円前後 | |
NW-S754 | 8GB | 1万4000円前後 | |
NW-S755K | 16GB | 2万円前後 | スピーカー付属 |
NW-S754K | 8GB | 1万7000円前後 | |
スリムさが特徴となる“ウォークマンS”シリーズの新製品で、従来は上位機種「NW-S740/740Kシリーズ」のみの搭載となっていたノイズキャンセル機能が全製品に搭載された。デジタル処理によって周囲の環境にあわせたノイズカットを施すことが可能となっており、デジタルノイズキャンセルON時には周囲の騒音を「最大98%」(同社)カットする。
カラーバリエーションはNW-S750/750Kシリーズいずれもブラック/ビビッドピンク/バイオレット/ゴールド/ブルー/ライトピンク/グリーン/ホワイトの8色を用意。750Kシリーズに付属するスピーカーも本体カラーと同一のカラーリングが施される。なお、ソニースタイルオリジナルモデルとして、ライラックピンクのカラーリングにラメシールを施すことで高級感を演出したNW-S754/S754K(8Gバイト)も用意される。
全製品より搭載された歌詞同期表示機能「歌詞ピタ」とカラオケ機能の強化も図られた。表示エリアがアルバムアート下からアルバムアートへのオーバーレイ表示となり視認性が向上したほか、ボーカル帯域を下げる「ボーカルキャンセル」、キーを調整できる「キーコントロール」を備えた。なお、歌詞ピタでは10月初旬より洋楽歌詞の提供も開始される。
再生については12音解析を利用した「おまかせチャンネル」をドラッグ&ドロップ転送時にも実行できるようになった。これにより、転送した楽曲を「アクティブ」「リラックス」「アップビート」など雰囲気から選択して自動再生させるほか、サビのみをシャッフルで再生させることもできる。
楽曲ライブラリ/転送ソフト「x-アプリ」もバージョンアップし、音楽配信サイト「mora」での試聴曲をウォークマン上で再生する新サービス「ちょい聴きmora」が利用可能となった。x-アプリ上でmoraから提供される「試聴パック」を転送することで1曲最大45秒、最大3回までウォークマン上にて試聴できる。
試聴パックには週間ランキングやジャンル、特集などのテーマ毎に10曲が収められており、15〜20種類が毎週更新される。ウォークマンでの再生時に気に入れば「購入予約」が可能で、予約した楽曲はx-アプリ同期時、自動的にmoraの購入カゴへ入る。
スタミナ性能も強化された。動画再生可能時間は既存モデル同様の約10時間だが、音楽再生可能時間は約42時間から約50時間へと延長された。再生可能なオーディオファイルはATRAC/ATRAC Advanced Lossless/MP3/WMA/AAC/HE-AAC/PCM。ビデオはAVC/H.264、MPEG-4 SP、WMVの再生が行える(WMA/AACはDRM非対応)。
同社BDレコーダー「BDZ-AT900」「BDZ-AT700」「BDZ-AT500」などの備える録画番組転送機能「おでかけ転送」にも対応する。転送速度の高速化が図られており、1時間番組ならば従来機の約2倍、最速約1分で転送できる。
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