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三菱、3D対応プロジェクター「LVP-HC9000D」を正式発表2Dもきっちり(1/2 ページ)

» 2011年01月07日 18時41分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 三菱電機は1月6日、3D対応のSXRDプロジェクター「LVP-HC9000D/DW」を発表した。3Dメガネや赤外線エミッターは別売の“3Dレディー”モデルという位置づけで、ブラックとホワイトの2色をラインアップした。同社は、米国ラスベガスで開催中の「2010 International CES」でもお披露目を行っており、2月中旬に日・米・欧で同時発売する。

「LVP-HC9000D」(ブラック)。ほかに「LVP-HC9000DW」(ホワイト)をラインアップする。ブラックは2月14日、ホワイトは3月中旬に発売する予定で、価格はいずれもオープンプライス。店頭では59万8000円前後になる見込みだ

 三菱電機として初めて反射型液晶パネル“SXRD”(Silicon X-tal Reflective Display)を採用したハイエンドのフロントプロジェクター。同社はエントリーモデルにDLP、ミッドレンジに透過型液晶パネルを採用しており、3種類のプロジェクター用デバイスを使い分ける珍しいメーカーとなった。

 SXRDを採用した理由については、「高いコントラスト性能と高速応答性が3Dに適していた」(同社)と説明。SXRD搭載の3Dプロジェクターは、すでにソニーとJVCが販売しているが、三菱では自社製品の特長として「2Dの画質もきっちり作り込んでいる」点を挙げる。

光沢ブラックのボディーは、曲面を多用した流麗なデザイン

側面にインタフェース類、上面に操作部を備える。HDMI入力は2系統。ほかにコンポーネントとコンポジット、S端子、アナログRGBを各1系統備えている

付属のリモコン

 LVP-HC9000D/DWは、3Dテレビなどと同じ“フレームシーケンシャル方式”の3D表示をサポートしている。1つのレンズで左右の目に入る映像を交互に投写し、アクティブシャッター付きのメガネを同期させて視差を得る仕組みだ。

100インチのスクリーンで3D上映のデモンストレーション。スクリーンはオーエスの“ウルトラビーズ・プレミアムグレー”を使用していた

3DはBlu-ray 3Dのフレーム・パッキングのほか、テレビ放送で使用されるサイド・バイ・サイドとトップ・アンド・ボトムに対応する(左)。映像モードは、シネマ、ビデオ、3D、ダイナミックの4種。ほかにユーザーの好みで調整した値を3つまで保存できる(右)

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