三菱電機は1月6日、3D対応のSXRDプロジェクター「LVP-HC9000D/DW」を発表した。3Dメガネや赤外線エミッターは別売の“3Dレディー”モデルという位置づけで、ブラックとホワイトの2色をラインアップした。同社は、米国ラスベガスで開催中の「2010 International CES」でもお披露目を行っており、2月中旬に日・米・欧で同時発売する。
三菱電機として初めて反射型液晶パネル“SXRD”(Silicon X-tal Reflective Display)を採用したハイエンドのフロントプロジェクター。同社はエントリーモデルにDLP、ミッドレンジに透過型液晶パネルを採用しており、3種類のプロジェクター用デバイスを使い分ける珍しいメーカーとなった。
SXRDを採用した理由については、「高いコントラスト性能と高速応答性が3Dに適していた」(同社)と説明。SXRD搭載の3Dプロジェクターは、すでにソニーとJVCが販売しているが、三菱では自社製品の特長として「2Dの画質もきっちり作り込んでいる」点を挙げる。
LVP-HC9000D/DWは、3Dテレビなどと同じ“フレームシーケンシャル方式”の3D表示をサポートしている。1つのレンズで左右の目に入る映像を交互に投写し、アクティブシャッター付きのメガネを同期させて視差を得る仕組みだ。
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