シャープは4月21日、家の中で持ち運べる新スタイルの液晶テレビ“AQUOS”「FE1シリーズ」を発表した。ブラック、ホワイト、ピンクの3色を6月1日に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では10万円前後になる見込みとなっている。
チューナー部とディスプレイ部をWi-Fiで接続するワイヤレステレビ。アンテナや電源のないところでもテレビを視聴できるほか、各種ネットサービスへの接続も可能だ。生活情報の「AQUOSインフォメーション」、新着ニュースや天気予報などが閲覧できる「インターネット情報」に加え、動画配信の「Yahoo! for AQUOS」「ひかりTV」「YouTube」にも対応した。
ディスプレイ部は大型タブレットのようなスタイル。上部にキャリングハンドル、背面には引き出し式の自立用スタンドを備えており、重量は約3.3キログラム。女性でも手軽に持ち運べるレベルだ。また、オプションとして“壁掛けフック”(AN-20WL1、6300円)も用意した。
画面サイズは20V型で、UV2A技術を採用した液晶パネルとエッジ式のLEDバックライトを搭載している。パネル解像度は1366×768ピクセル。背面のステレオスピーカーは横向きに配置され、壁掛けにした場合でも音がこもりにくい。側面にはミニHDMI端子をはじめ、静止画/音楽再生用のUSB端子、ヘッドフォン出力などを備える。内蔵のバッテリーでおよそ3時間の連続動作が可能だ。
一方のチューナー部は、外付けHDDのような箱形のスタイル。地上/BS/CS110度デジタルチューナーを1基搭載し、USB接続の外付けHDDにデジタル放送を録画する機能も備えた。頻繁に視聴する番組を自動録画してくれる「常連留守録」や「見つかる!番組自動検索」といった機能も搭載。もちろん録画した番組もワイヤレスで視聴できる。
DLNAの「ホームネットワーク」もサポート。AQUOSブルーレイなどサーバ機能を持つレコーダーやPCとルータ経由で接続すれば、動画や静止画、音楽をディスプレイで再生できる(サーバ機能は持たない)。
映像のワイヤレス伝送には、IEEE 802.11nの5GHz帯を使用する(19チャンネルを自動設定)。再圧縮はかけず、DLNAとDTCP over IPを用いてMPEG-2 TSをそのまま伝送するスタイルだ。なお、チューナー部はルータの機能は持たないブリッジタイプのため、宅内のルータとは有線LANで接続する必要がある。
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