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パナソニック、USB外付けHDDを追加できる新“ブルーレイディーガ”を発表新筐体の重量級モデルも(1/2 ページ)

» 2011年08月09日 19時43分 公開
[ITmedia]
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 パナソニックは8月9日、Blu-ray Discレコーダー“ブルーレイディーガ”を一新した。シングルチューナー機を含む6機種すべてが3Dに対応するほか、3つの内蔵チューナーとスカパー!HD録画による“4番組同時録画”モデルを4機種まで拡大。さらにシングルチューナー機をのぞき、USB接続の外付けHDDで録画容量を増やせるようになった。9月1日から順次発売する。

「DMR-BWT510」(左)とフラグシップモデルの「DMR-BZT9000」

型番 DMR-BZT9000 DMR-BZT910 DMR-BZT810 DMR-BZT710 DMR-BWT510 DMR-BRT210
チューナー数 3 2 1
スカパー!HD録画対応
HDD容量 3Tバイト 2Tバイト 1Tバイト 500Gバイト
USB外付けHDD対応 なし
3D対応
タッチパット搭載無線リモコン 赤外線リモコン
発売日 9月15日 9月1日 10月15日
実売想定価格 37万円前後 21万円前後 13万5000円前後 11万円前後 9万5000円前後 7万円前後

 USB接続の外付けHDDは、8台まで登録が可能。同時に接続できるのは1台となるが、手軽に録画時間を延ばせるようになった。一方、MPEG-4 AVCによる長時間録画は最大15倍と変わらないものの、第7世代の「アドバンスドAVCエンコーダー」では放送局から送られてくる番組情報を元にドラマやアニメ、スポーツといった番組のジャンルを自動的に判別し、それぞれに最適なエンコード処理を行うようになった。

目的別にメニューが並ぶ「新スタートメニュー画面」。カスタマイズも可能で、メニューの組み合わせ変更のほか、背景を任意の写真に変えることもできる

 操作性にも改善が加えられた。今回は上位3機種にタッチパッド搭載の無線リモコンを採用し、番組表から予約したい番組を探すときや、録りためた番組を録画一覧から探すときなどにフリック操作による素早しページ送りが可能になっている。また、番組表で目的の番組を選び、ボタンを押すだけで録画予約が完了する「ワンタッチ予約/録画」ボタンもリモコンに新設された。

 このほかにも、電源オフ状態からリモコンの「番組表」ボタンを押せば約1秒で番組表を表示する「1秒番組表示」、同じく録画番組一覧を表示する「1秒録画一覧表示」、そして「1秒ディスクトレイオープン」など、各所でレスポンスの向上を図った。

 マルチタスク性は、DLNA周りを中心に改善されている。例えば本体チューナーを使って3番組同時録画しているときもDLNAの「お部屋ジャンプリンク」が利用できるようになったほか、ネットワーク経由でリアルタイムの番組視聴を可能にする「放送転送機能」も1番組録画中までは利用できる(DMR-BWT510をのぞく)。

 3D関連の新機能としては、まずBlu-ray 3D再生時のクロマアップサンプリング処理で精度を向上させ、立体視ならではのつやと質感を楽しめるようになった。また3D再生時の奥行き量を調節できる「3D奥行きコントローラー」を搭載。2D→3D変換では、新たに開発した「マルチレイヤー3D変換方式」で字幕やメニューも立体的に見えるようになった。

左から「DMR-BZT810」「DMR-BWT710」「DMR-BRT210」

 ビデオカメラ連携では、新たにAVCHD 3DやAVCHD Progressiveの取り込みに対応し、60pの最高画質で撮影した映像でもそのままBDにダビング可能になった。また写真やムービーを取り込み、背景やデコレーション素材、BGMなどを付加してアルバムを作成する「動くアルバムメーカー」も新しい。作成したアルバムはBD/DVDやSDカードで持ち出せる。

 このほか、テレビ通話が楽しめる「Skype」対応や、同社が「LUMIX CLUB」で提供している写真共有サービス「PicMate」のサポートなど、ネットワーク関連機能も強化されている。もちろん、外出先からリモート予約が可能な「ディモーラ」、番組/シーン検索が行える「ミモーラ」にも対応した。

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