高級シェーバーには深ぞり性能以外にも魅力的な点がいくつかある。その1つが、シェーバーを差し込むだけで刃の洗浄とバッテリーの充電を行える洗浄充電器が付いている点だ。忙しい朝、ヒゲをそったあとにいちいちブラシでシェーバーの刃を清掃するのは面倒くさいし、液体石けんなどで洗ったら、乾かしたあとにオイルも塗らなければならない。そんな手間を省いてくれるアイテムが全自動洗浄充電器である。
今回紹介するブラウンの「Series 3 350cc-4」は、洗浄充電器が付いていながらも1万円を切るコストパフォーマンスの高い製品だ。ワタクシが購入したのは楽天市場の「Joshin web」で、税・送料込みで8180円だった。これは安い。3枚刃のシェーバーというとだいたい5〜6千円くらいが相場だが、それに2〜3千円足した金額で洗浄充電器が手に入るのだ。手持ちのシェーバーの網刃が破れてしまったので、さっそくこれに買い換えることにした。
ちなみにこの製品は2011年8月に発売されたものだが、最近になって「350cc-4R」という製品が新たに発売された。スペックを見ると単なる色違いのようで、こちらは本体のラインが赤になっている。なお、350cc-4の前モデルの「350cc-A」や「350cc-F」などの在庫を置いている店もまだあるようなので、購入の際は型番の違いに気を付けよう。
シリーズ3の洗浄充電器は上位機種と異なり大きめで、その分パッケージも大きい。パッケージに入っているのは本体と洗浄充電器のほかには電源コードや洗浄液カートリッジ、網刃保護キャップ、シェーバーオイル、ブラシ。シェーバーを丸ごと収納できる保護ケースが付属しないのは少々残念だ。
本体のサイズは57(幅)×156(長さ)×48(奥行き)ミリ、質量は220グラム。上級機に比べると外装は樹脂製で軽く、見た目もちょっとチープだ。ただしバッテリーはニッケル水素充電池で充電・交流両用、充電時間は1時間、100〜240ボルト対応と、このクラスのシェーバーとしては押さえるべき点は押さえてある感じ。充電は洗浄充電器にセットして行うほか、シェーバー本体に直接電源コードを差すことも可能だ。
ヘッドは3枚刃がそれぞれ独立して上下に浮き沈みする「3連サスペンションヘッドシステム」となっており、肌の曲面にフィットする。なお、上位機種の「390cc-4/370cc-4」には搭載されているサスペンションヘッドのロックスイッチは搭載されていない。ちなみに替え刃の網刃・内刃一体型カセット「F/C32B」は、Amazon.co.jpで3500円だ。
本体は防水設計で、まるごと水洗いすることも可能。充電表示ランプは2段階で充電量の目安を表示する。また、充電残量が少なくなると光る充電催促ランプも搭載されている。説明書によると、1回のフル充電で約45分間使用可能とのこと。
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