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Androidスマホがマルチリモコンに! ロジテック「LAN-IRU01」野村ケンジの「ぶらんにゅ〜AV Review」(1/2 ページ)

» 2012年01月23日 17時51分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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 ヘッドフォンからテレビ、ホームシアターまで、さまざまなジャンルの数多あるAV系新製品のなかから注目の新製品をピックアップし、いち早いレビューをお送りしていく「野村ケンジのぶらんにゅ〜AV Review」。今回は、ちょっとユニークな新製品、ロジテックの「LAN-IRU01」を紹介しよう。

ロジテックの「LAN-IRU01」は1月下旬発売予定。価格は5980円

 エレコムのグループ企業であるロジテック(日本のメーカーでキーボード/マウスで有名なロジクールブランドの本社とは異なる)は、PC用周辺機器などをメインに扱うメーカーだが、近年はテレビ向けUSB HDDや携帯プレーヤー用スピーカーなど、AV関連機器への展開も積極的に行っている。今回紹介する「LAN-IRU01」も、そんな製品の1つ。テレビやBD/HDDレコーダーを、Android端末からコントロールするための中継ユニットだ。

 その外箱には「アンドロイドスマートフォン用Bluetooth赤外線リモコンユニット」という、製品名代わりの言葉が書かれているが、実はこれがストレートに製品のキャラクターを表している。Android端末からBluetoothで操作指示を送り、このユニットで赤外線に変換して送出。テレビやBDレコーダーなど、赤外線リモコン式のAV機器をコントロールするマルチリモコン、というのが「LAN-IRU01」のアピールポイントであり、持ち合わせている機能の全てだ。

動作状況はLEDで分かる。ちなみに横のUSBっぽい端子は保守用(左)。電源は単三形乾電池4本。エネループなどの充電池も利用できる(右)

 確かに、手元のAndroidスマートフォンがリモコンに使えるのは便利だ。「あれ、リモコンどこ置いたっけ!?」と探し回るのはよくあることだし、数台の機器が1つのリモコンで操作できる“マルチリモコン”の使い勝手のよさは、いまさら強調するまでもないだろう。また、赤外線リモコンはテレビなどコントロールしたい機器との間に障害物があると操作できないことがあるが、「LAN-IRU01」はBluetoothによる無線接続のため、そういったデメリットは生じない。LAN-IRU01の設置場所にだけ気をつければよい。

 本体サイズは、83(幅)×161(奥行き)×38(高さ)ミリ。想像していたより大きめだったが、赤外線の送信部を360度+上面(真上)に備えていたり、バッテリーに単三形乾電池4本を使用するなど、必要に応じてこのサイズになった感があり、意識して大柄にしたというイメージはない。それよりも赤外線が幅が広く送出されるため、設置の自由度が高いというメリットのほうが大きい。

 さて、「LAN-IRU01」を使い始めるには、まず最初にスマートフォンに専用アプリをインストールする必要がある。専用アプリ「ロジリモ」は、取説のQRコードから一発でアクセスできるし、「ロジテック」「ロジリモ」などのワード検索でもすぐに出てくるので、インストールに関してはとても簡単に済む。

 続いて行うのが、Bluetoothのペアリングだ。こちらは「ロジリモ」内のBluetooth機器選択ではなく、スマートフォンのBluetooth設定からペアリングを行う必要がある。スマートフォンのBluetooth設定画面をあらかじめ開いてから、「LAN-IRU01」本体裏側の電源ボタンを長押し(電源が切れている状態から3秒以上)してペアリングモードにすれば、あとはスマートフォン側から設定を行うだけで、ペアリングが完了する。

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