2月下旬に公開予定のスマートフォン用「ビエラリモート2.0」(iOS版、Android版)は、スマホをビエラのセカンドスクリーンにするアプリだ。電源のオン/オフなどの基本操作に加え、スマホの画面をトラックパッドとしてカーソル操作したり、ソフトウェアキーボードとして利用できる。上記のビエラ・コネクトからダウンロードしたゲームでは、スマホがコントローラーになる。
またスマホ側からコンテンツを転送することも可能だ。例えば、スマートフォンの画面に表示している画像を、指で送り出すようにフリック操作すると、ビエラの大画面に現れる仕組み。iOS版はJPEGやMPOの写真ファイル、MP4動画に対応。Android端末の場合は、さらに音楽(AAC/WMV)をビエラで再生することも可能になっている。なお、携帯電話の「LUMIX Phone(P-02D、P-05C)は、JPEG写真のみのサポート。端末によって連携機能には差があるようだ。
ビエラリモート2.0では、Webページの転送するも可能だ。例えば、旅番組を見ていて、気になる旅館やレストランを手元のスマートフォンでネット検索し、そのWebページをビエラに表示すれば、家族で内容を確認できる。ビエラに表示させた後、スマートフォン側は自動で「フリーポイント表示」となり、トラックパッドとして使える。逆にビエラで見ているWebサイトをスマートフォンに飛ばし、そのままレストランの予約をするといったシームレスな操作を実現した。
外観もかなりスマートになった。例えば「DT5シリーズ」では、本体のフレームは幅が約11ミリ、奥行きが約27ミリのスリムデザインを採用。メタルフレームとメタルスタンドにヘアライン仕上げのメタル素材を採用し、「先進感で高級感のあるデザイン」(同社)に仕上げている。
パナソニックは、2007年に“テレビは「見るテレビ」から「使うテレビ」に!”と宣言し、「ビエラにリンク」をキャッチフレーズにDLNAなどによる機器連携の利便性を提案してきた。2011年秋には日本で「ビエラ・コネクト」をスタート。今回の新製品群では、これらを活用して「どこでも、いつでもコンテンツを楽しめる“スマートAVライフ”を提案する」(同社)という。各モデルの概要は下記の通り。
新開発の「フル・ブラックパネルIII」搭載のプラズマビエラ。漆黒の表現はもとより、ピーク輝度を高めることでネイティブコントラスト550万:1を実現した。また動きベクトル検出の精度を高めて駆動を制御することで、APDCの「フルHD動画解像スピードで1700ppsを実現。動きの速いシーンでも精細な映像のまま描写できるという。
また、絵柄の斜め線や映像圧縮ブロックの境界を検出して超解像や適応型NRを施す映像処理回路「ピュアイメージクリエーション」を新開発。「ハリウッドカラーリマスター」「ナチュラルカラースムーサー」などと合わせ、映像のクオリティー向上を目指している。
フレームシーケンシャル方式の3D表示に対応。3Dグラスは、「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ規格に準拠したBluetooth対応のアクティブシャッター方式になった。同時発表の3Dグラス「TY-ER3D4シリーズ」(別売)のほか、同規格に準拠した市販の3Dグラスも利用できる。
USB外付けHDD(別売)を接続すれば、番組の録画も可能。デジタルチューナーを3基搭載しているため、2番組同時ウラ録(1基は視聴用)が可能だ。MPEG-4 AVCによる長時間録画は、平均約6Mbpsの「長時間モード1」と平均約3Mbpsの「長時間モード2」を用意。オートチャプターも利用できる。
独自の「エコナビ」に加え、自ら積極的にエコを意識した視聴スタイルが選べる「エコ視聴」機能を新たに搭載。リモコンに新設した「エコ視聴」ボタンで、3段階の電力削減モードをワンタッチで選択できる。
型番 | TH-P60VT5 | TH-P55VT5 | TH-P50VT5 |
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実売想定価格 | 50万円前後 | 43万円前後 | 36万円前後 |
発売日 | 4月20日 | ||
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