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» 2012年04月04日 00時05分 公開

地デジ8チャンネル丸々録画:“手間なく確実”が最大の魅力、バッファロー“ゼン録”「DVR-Z8」を試す(前編) (2/3)

[坪山博貴,ITmedia]

 圧巻なのは、やはり付属するmini B-CASカードの数だろう。8つの一時録画用チューナーと個別録画用で計9枚のmini B-CASカードが付属しており、初期導入時にはユーザーが装着することになる。ゼン録は前面パネルは取り外し式になっており、これを外すと8つのmini B-CASカードスロットが出てくる。さらに背面にも1つスロットがあり、その全てに付属のカードを装着するのだ。

フロントパネルは、両側面にある突起を押すと外れる仕様(左)。中には8つのmini B-CASカードスロットがある(中)。最後の1枚は背面に装着する(右)

9枚のmini B-CASカードを取り出した後(左)。付属のACアダプター(右)

 作業は別に大変ではないのだが、3番組同時録画のレコーダーでもB-CASカードは1枚という製品が主流になっていることを考えると、本機で9枚ものmini B-CASカードを利用させられるのはちょっと疑問が残る。そもそもB-CASカードは、利用者の登録こそ不要になったが、所有者は発行元の株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズであり、ユーザーは借用して利用している形だ。

 あくまで約款上の話ではあるが、本体と一緒にB-CASカードをそのまま第三者に譲渡することもできない。実際、大手リサイクルショップではこのルールを順守しているため、中古製品にB-CASカードが付属していないことも多い。B-CASカードの使用者変更は可能だが、これも電話での手続きとなっており、9枚分と思うとちょっとゾッとする。そもそも最初の使用者が登録不要になったのに、使用者変更の意味があるのだろうか? いいかげん、どうにかしてほしい部分だ。

 話をもとに戻そう。ゼン録の導入作業は、9枚のミニB-CASカードの装着さえ済めば簡単。ACアダプターとアンテナケーブル、HDMIケーブルをそれぞれ接続し、電源を入れるとウィザードが起動するので、利用地域やチャンネル設定、一時録画するチャンネルと画質の指定、停電から動作再開時の動作といった一通りの設定を行えば完了となる。放送波が地デジのみといったこともあるが、機能から想像するよりずっとシンプルという印象だ。

初期設定。そっけない画面デザインだが、図版入りでアンテナケーブルの接続ガイドを表示するなど、家電として利用されることを強く意識していることがうかがえる

録画するチャンネルを選択し、リモコンにチャンネルを割り当て、録画画質の設定を行えば導入作業は終了

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