ユキムは5月11日、伊OpenItmeのデスクトップ向け真空管アンプ「Carot One ERNESTOLO」(キャロット・ワン エルネストーロ)の限定版「ERNESTOLO La Serie Limitata」(ラ・セリエ・リミタータ)を発表した。「コスト的な制約を外し、最高のパーツを奢った」という音質強化モデル。限定200台を日本のみで販売する。
真空管は、米RCA製のヴィンテージ双極管「12AU7」。生産された年代によって多少仕様が異なるが、今回はクリアトップ/グレープレートと呼ばれるタイプをチョイス。さらに双極の特性がマッチしているものを選別して使用する。
オペアンプは、新日本無線の「MUSES 02」を採用。音質を追求した高級パーツのため、「レギュラーモデルに採用されているオペアンプに比べ、100倍近いコストアップになったが、クオリティー向上はそれよりも大きなものになった」(同社)。
セパレート構造のプリアンプ部とパワーアンプ部をつなぐステレオケーブルは、サエクのオリジナル。PCOCC-A導体を用い、左右独立ツイストペア構造を採用、使用するはんだにもこだわったケーブルができた。長さはERNESTOLOに適した10センチとなっている。
トップパネルには、専用の「スペシャルプレート」を装着し、台数限定であることを示すシリアルナンバーが刻まれている。またパッケージもスペシャルで、通常モデルがオレンジ色であるのに対し、限定版はブラック。Carot Oneのロゴが入ったオリジナルのバナナプラグも付属する。
販売店では5月11日から予約を受け付けており、6月中旬に出荷を開始する予定。価格はオープンプライスだが、店頭では7万9800円前後になる見込みだ。
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