LDA11L-G/Dは2012年2月21日に発売された製品で、全光束は810ルーメン。特長はなんといってもそのデザインで、グローブに深い溝が5本刻まれた独特の形をしている。配光角は約330度で、各社の全方向タイプの中でもトップクラスの広がりを実現している。
この配光角の広さは、ランプの天面や側面にLEDモジュールを配置するとともに、口金側にも傾斜するようにLEDモジュールを配置することにより実現。ランプの周囲全般に十分な明るさを確保することが可能となった。
LDA11L-G/Dのユニークな形状はLEDモジュールをランプ全方向に設置したことによるもので、より効率的な放熱効果を得るためにヒートシンクによってグローブを分割し、外気を内部に取り込む特殊な形状になったという。
サイズは全長115ミリ、外径62ミリと少し大きめで、重量も190グラムとかなり重い。消費電力は11.4ワットで、平均演色評価数は80Ra。色温度は3000Kとなっている。定格寿命は4万時間だ。店頭価格は3280円(ヨドバシカメラ調べ)と、価格も手ごろだ。また、密閉器具だけでなく調光器具に対応している点にも注目だ。
それでは実際に取り付けた印象をリポートしよう。今回の特集では、和室と洋室のリビング2パターンで撮影した。比較に使用したのは白熱灯(60ワット)と、電球型蛍光灯の60ワット形相当タイプだ。
まずは和室から。明るさは十分で、天井付近にも十分に光が当たっている。口金方向への光が強いためか、シェードの影が天井に強く出ていた。使用した照明器具による部分だが、今回のように紐状のシェードを使う場合は影に注意したほうが良さそうだ。なお、光色は白熱灯に比べると緑色が強く、電球型蛍光灯に近い印象。涼しげで夏場には合いそうだ。
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