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日本人の食事は4パターン、「休日朝食抜き」「間食多め」「夕食早め」……あなたはどれ? 東大など論文発表Innovative Tech

» 2026年06月15日 07時00分 公開

Innovative Tech:

2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2

 東京大学などに所属する研究者らが国際学術誌British Journal of Nutritionで発表した論文「Identification of chrono-nutrition behavior patterns and their associations with sociodemographic characteristics, diet quality, and obesity」は、日本人の食事のタイミングや頻度といった食事リズムが大きく4つの型に分類されることを網羅的に明らかにした研究報告だ。

 近年、いつ、どのくらいの頻度で食事をとるかという時間栄養学が健康に与える影響に注目が集まっている。しかし、従来の研究は朝食の欠食など単一の習慣に焦点を当てたものが多く、1日の食事全体のタイミングや頻度を組み合わせた全体像の把握は、特に日本人において不十分だった。

 そこで研究チームは、全国の20〜69歳の日本人男女1047人を対象に、11日間にわたる詳細なリアルタイム食事記録の調査を実施した。参加者には食事のたびに時刻を記録してもらい、起床・就寝時刻も併せて記録した。さらに、このうち4日間は食事内容についても記録を求めた。これらのデータを基に19種類の時間栄養学的食行動の変数を作成し、主成分分析という統計手法を用いて解析を行った。

photo 19種類の時間栄養学的食行動の変数(プレスリリースより引用

 その結果、日本人の食事リズムは以下の4つの特徴的なパターンに分類されることが判明。このパターンは、食行動の個人差の63%を説明できるという。

  • 勤務日に朝食早め・多め型:仕事がある日の起床が早く、朝食を早い時間にしっかりとる規則正しいリズム
  • 休日に朝食抜き型:仕事がある日とない日での食事時間のズレが大きく、休日に朝食を抜くリズム
  • 間食多め・夕食少なめ型:1日の間食回数が多く、その分夕食のエネルギー摂取割合が低いリズム
  • 昼食多め・夕食早め型:夕食の終了時刻が早く、昼食をメインにしっかりとるリズム
photo 研究チームが特定した4つの食事パターン(プレスリリースより引用

 これらの食事リズムは個人の属性と強く関連していることも分かった。例えば、若年層や男性には「休日に朝食抜き型」が多く、女性には「間食多め・夕食少なめ型」が多いといった傾向が確認されている。

photo 仕事がある日とない日それぞれの食事タイミングの例(プレスリリースより引用

 一方で、これら4つのいずれの食事リズムにおいても、食事の質(栄養バランス)や肥満(BMI・腹囲)との間に統計的に有意な直接的関連が認められなかった。食事の質は、米国に基づく指標「健康食インデックス」を用いて客観的に評価されたが、リズムの型そのものが肥満度や栄養状態の良し悪しに直結するわけではないことが示された。

Source and Image Credits: Murakami K, Shinozaki N, Livingstone MBE, Masayasu S, Sasaki S. Identification of chrono-nutrition behaviour patterns and their associations with sociodemographic characteristics, diet quality and obesity. British Journal of Nutrition. Published online 2026:1-16. doi:10.1017/S0007114526107090


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