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帰ってきた“ブラビア史上最高画質”、「HX950シリーズ」登場(1/2 ページ)

» 2012年08月29日 13時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは8月29日、液晶テレビ「BRAVIA」(ブラビア)の新製品として、「HX950シリーズ」2機種を発表した。4倍速パネルと直下型LEDバックライトを組み合わせたフラグシップモデル。11月10日に発売予定で、実売想定価格は65V型「KDL-65HX950」が65万円前後、55V型の「KDL-55HX950」は38万円前後となっている。

「KDL-55HX950」

 昨年、“ブラビア史上最高画質”をうたった「HX920シリーズ」の後継機。春に登場した「HX850シリーズ」の最新ネットワーク機能を盛り込みながら、デザインと画質をブラッシュアップした。

 例えば、4倍速(毎秒240コマ表示)とバックライトブリンキングを併用し、16倍相当の動画表示性能を実現する「モーションフローXR960」を継承。またHX920シリーズで初めて採用された「インテリジェントピークLED」を進化させている。インテリジェントピークLEDは、バックライトの部分駆動(ローカルエリアコントロール)時に、暗い部分(消灯時)の電力を点灯時に上乗せして発光させることで、明るい部分の輝度を向上させるというもの。今回は、数字は非公開ながら、ピーク輝度をさらにアップしているという。

 データベース型複数枚超解像技術や各種ノイズリダクション機能を持つ映像エンジン「X-Reality Pro」では、画質エンジニアによる応答性や色再現性といった基本画質の追い込みに加え、新機能としてネット動画など低解像度コンテンツを含む幅広いソースに対応した。

 もちろん「HX850シリーズ」で話題になった「インパルスモード」も搭載している。これは、ブラウン管のインパルス発光を擬似的に再現する技術。4倍速パネルを利用して同じフレームを4回描画しつつ、バックライトを点灯するのは、もっとも安定した4番目のコマだけ。これにより、スポーツ中継のような動きの速い映像もブラウン管テレビのようにくっきりと視聴できる。

モノリシックデザインも進化

 液晶画面と保護ガラスの間に樹脂を注入して一体感を高めた「オプティコントラストパネル」など、「モノリシックデザイン」のコンセプトは継承しているが、見た目は大きく変わっている。例えばフレーム部は、アルミを曲げてエッジ(角)を作ることでつなぎ目をなくし、より“一枚の板”に近づいた。エッジ部はダイヤモンドカットとし、さらに今回から「SONY」ロゴが点灯するようになるなど高級感を高めた。

フレーム部をさらに狭くすることも可能だというが、ソニーによると今回は画質を優先したという

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