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フォステクス、USB DAC「HP-A8」のファームウェアバージョンアップを提供DSD再生の制約を改善

» 2012年10月15日 18時40分 公開
[ITmedia]
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 フォステクスは、据え置き型USB DAC兼ヘッドフォンアンプ「HP-A8」のファームウェアバージョンアップを開始した。10月15日より「Version1.10」の提供を開始している。

「HP-A8」

 Version1.10の主な変更点は下記の通り。なお、USB経由のDSD再生にはまだ対応していない。

  • INPUTとVOLUMEの値が記憶できるようになった。
  • SDカードからのDSD再生において、再生ファイルのフォルダ間移動が可能になった。SDカード内に作成可能な最大フォルダー数は10個まで。
  • DSDファイルのファイルネームが、拡張子を含み53文字まで認識できるようになった。
  • DSDファイルの再生において、フォルダ内に格納できるファイル数が20個から30個に増加。
  • SYSTEMメニューに「RESET」を追加。設定を工場出荷時に戻すことが可能になった。
  • 安定動作のため、USBの処理を軽くし、PC側の負担を抑制。
  • DTS信号(ブルーレイマルチ)などの入力時のノイズ発生を修正。
  • ヘッドフォンアンプのGAIN設定範囲を12デシベルから20デシベルまで拡大。

 HP-A8は、大容量トロイダル電源トランスやオーディオ用電子ボリュームなど、ピュアオーディオの設計を随所に盛り込んだ単体DAC。32bit DACチップ「AK4399」を搭載し、最大192kHz/24bitまで対応する。また、背面のSDカードスロットはDSDファイル(.dsf、2.8MHzまで)の再生も可能だ。ヘッドフォンアンプの出力は、最大700ミリワット(32オーム時)となっている。

 入力端子は、光デジタル(2系統)、同軸デジタル、AES/EBU、アナログ(RCAピンジャック)。出力端子はアナログ(RCAピンジャック)、光りデジタル、同軸デジタル、標準ヘッドフォン端子(2系統)。

 外形寸法は、213(幅)×78(高さ)×315(奥行き)ミリ。重量は約3.8キログラム。

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