年末年始に電球やシーリングライトの蛍光管を交換する人も多いと思うが、省電力で注目を集めるLEDライトの売れ筋はどのような状況になっているのだろうか。そこで今回は、この秋にオープンした「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」を訪ね、LED電球およびLEDシーリングライトの最新動向について聞いた。
話を伺ったのはビックロ ビックカメラ新宿東口店の6階・家電コーナーの折笠幸登さん。まずはビックカメラにおけるLED電球の全国ランキングを聞いた。
順位 | メーカー | 型番 | 販売価格 |
---|---|---|---|
1. | 東芝ライテック | LDA8L-G | 1680円 |
2. | 東芝ライテック | LD4L-E17-2P(2個パック) | 1780円 |
3. | 東芝ライテック | LDA11L-G | 3080円 |
4. | オーム電機 | LDA4L-H8 | 580円 |
5. | 東芝ライテック | LDA8N-G | 1680円 |
6. | パナソニック | LDA4LHE17 | 1480円 |
7. | 東芝ライテック | LDA6L-H-E17/S | 2980円 |
8. | 東芝ライテック | LDA6L/3 | 760円 |
9. | パナソニック | LDA6L-E17 | 1780円 |
10. | パナソニック | LDA11DG | 2680円 |
ランキング結果は上記の通り。1位の東芝ライテック「LDA8L-G」は全方向タイプ(白熱灯のように光が広がるタイプ)の電球色で、明るさは485ルーメン。白熱電球40ワット形相当の製品だ。「LED電球には配光角が狭いタイプと光が広がる全方向タイプの2種類がありますが、やはり全方向タイプが人気ですね」と折笠さん。全方向タイプは以前よりも品揃えが増えたため、全体的に価格が下がってきているという。
2位の「LD4L-E17-2P」は一般的なLED電球よりも一回りサイズが小さいE17口金タイプ。「2個パックの値段なので、1個あたりで考えるとかなりお安くなっています。これくらい安いと『試しに使って見ようかな』と買っていかれる方が多いようです」(折笠さん)とのこと。配光角が狭いタイプなので使える場所は限られるだろうが、たしかに価格にはお買い得感がある。
3位は再びE26口金タイプとなった。この「LDA11L-G」は東芝ライテックの電球色タイプの中ではもっとも明るい製品で、やはり全方向タイプとなっている。この明るさを上回る製品も他社から発売されているが、まだまだ高価なので、値段と明るさのバランスを考えてLDA11L-Gを選ぶ人が多いという。とくに価格については、ビックロが開店した秋の頃は3980円だったそうだが、今は3080円まで下がって値ごろ感が出ている。
4位のオーム電機「LDA4LH8」は、580円という圧倒的な安さが魅力だ。「白熱電球60ワット形相当の高価なLED電球などと一緒に、『この安さなら』と気軽に買っていく方が多いです」(折笠さん)とのことで、やはりお試し用として人気が高い。配光角も狭く全光束300ルーメンとそれほど明るくないが、これをまず使った上で、その明るさを基準にして次に買うLED電球を検討するという手もある。
5位の東芝ライテック「LDA8N-G」は全方向の昼白色タイプで、全光束は580ルーメン。ここではじめて白色系が登場した。白色系はさっぱりした色ということで、洗面所などに使うのに適しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR