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デジタルでは味わえないドキドキ感、ハピネット「爆爆バルーン」橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)

» 2013年01月17日 18時20分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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1〜3しか出ないサイコロがゲームバランスのカギ

 風船のセットが終わったら、スティックを挿していく。スティックは1フレームにつき3本ずつ、合計9本挿せるようになっている。穴に挿して奥に押し込んでいくと「カチッ」と1回音がするので、音がした時点で止めておく。ほかの8本も同じように挿し込めば準備は完了だ。

 準備が整ったらいよいよゲーム開始。プレーヤーは、順番にサイコロを振り、出た目の数だけスティックを押し込む。ちなみにこのサイコロは1・2・3の目しか出ない特別なサイコロ。普通のサイコロだと、限界ギリギリのときに5とか6が出たらもう終わりが見えてしまうだろうが、最大値を3にしているため危機を乗り切れることがけっこうあり、最後までしっかりとスリルを味わえる。このバランスの取り方は絶妙だ。

9本のスティックを差し込んでいく(左)。スティックでゆがむ風船の表面(右)

 ゲームが進むにつれてさまざまな角度からスティックが風船にめり込んでいき、丸いフォルムがどんどん歪んでいく。このときのドキドキ感はたまらない。割れそうで割れないスリルの中、どの角度から挿そうかを考えるのは実に楽しい。

 全体の重さは実に軽いので、風船をフレームごと持ち上げることも可能だが、プレイ中に下手に触るとその衝撃で風船が割れることもあるので注意が必要だ。慎重かつ戦略的にスティックを挿していくのが勝利するコツといえる。

市販の風船を使用可能

 ゲームの終わりは、風船の乾いた破裂音とともに突然訪れる。破裂した風船は受け皿のスリットに引っかかって周囲に飛び散ることもなく安全だ。後片付けも簡単で、スピーディーに撤収できる点もいい。

もう割れる寸前(左)。割れた。割れても風船は受け皿に引っかかるので安心だ(右)

 付属する風船は10個だが、実際に遊んでみたら楽しいのですぐになくなってしまった。もちろん市販の普通の風船が使えば引き続き楽しめる。ランニングコストは風船代だけ。お安く遊べるのもうれしい。

 コストパフォーマンスも高く、シンプルで誰もが楽しくパーティーゲームということで、この「爆爆バルーン」はかなり魅力的だ。風船の破裂というのは、黒ひげの人形が飛び上がるのと同程度かそれ以上のインパクトで、面白いパーティーゲームを探している人にはぜひおすすめしたい。

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