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「DTCP+」対応のBDレコーダー登場、パナソニックが“ディーガ”4機種を発売iPhoneで外から視聴(1/2 ページ)

» 2013年04月04日 18時12分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 パナソニックは4月4日、Blu-ray Discレコーダー“ディーガ”の新製品4機種を発表した。いずれも5月下旬に発売予定のDTCP+動画転送アダプター「DY-RS10-W」(オープンプライス)に対応。録画番組を外出先からスマートフォンなどで楽しめる。4月30日に発売する予定だ。

左から「DMR-BZT750」「DMR-BWT650」「DMR-BWT550」。3チューナーの「DMR-BZT750」なら、「スカパー!プレミアムサービスLink(録画)」のネットワーク録画と合わせ、最大4番組の同時録画が可能だ。上位3モデルは、いずれも本体色がシルバーになった

型番 DMR-BZT750 DMR-BWT650 DMR-BWT550 DMR-BRT250
HDD容量 2Tバイト 1Tバイト 500Gバイト
チューナー数 3 2 2 1
無線LAN 内蔵 オプション
カラー シルバー ブラック
実売想定価格 10万8000円前後 7万5000円前後 6万5000円前後 5万5000円前後
発売日 4月30日
「DY-RS10-W」のサイズは、55(幅)×10(高さ)×91(奥行き)ミリで重量は約34グラム。電源はUSB経由で供給する

 DTCP+は、著作権保護技術のDTCPを拡張し、宅外からのリモートアクセスに対応する技術だ。すでにアイ・オー・データ機器やバッファローが対応するNAS(ネットワークHDD)をリリースしているが、“本命”とされるBDレコーダーの対応は初となる。

 「DY-RS10-W」は、SDカードスロットとUSB端子を備えた別体のアダプターで、ディーガ本体とはUSBケーブルで接続する。ディーガで録画予約を行う際、「持ち出し番組」の設定をしておくと、アダプター内のSDカード(別売)に持ち出し番組が自動的に転送され、それを外出先のスマートフォンから公衆無線LANや3G/LTE回線経由でストリーム視聴するという仕組みだ。外出先から視聴できる動画は、SD-Video規格(H.264 Mobile Video Profile)に準拠したもの。

 スマートフォンの対応機種は、iOS5.0/6.0以上のiPhone 4S/5、iPod touch(第5世代)、iPad2、iPad(第3/4世代)、iPad mini。視聴アプリ「リモートビューアー」は、5月下旬に無料で公開する予定となっている。なお、Androidへの対応についても「検討していく」(同社広報)。DY-RS10-Wの価格はオープンプライスで、店頭では1万5000円前後になる見込みだ。

DTCP+使用時のネットワーク概要

LANケーブルで「番組お引っ越しダビング」

「新ユニフィエ」のイメージ

 Blu-ray Discレコーダーとしての基本機能も向上させた。まず、「新ユニフィエ」の採用で処理速度がアップ。例えば録画モードを変換しながらのダビングは、従来機種に比べて最大3.5倍の高速化を実現したという。シングルチューナーモデルにも搭載されたのは初となる。

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