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デノン、AVアンプ中級モデル「AVR-X4000」を発表192kHz/24bit対応

» 2013年05月17日 17時24分 公開
[ITmedia]

 ディーアンドエムホールディングスは5月17日、デノンブランドのAVアンプ新製品「AVR-X4000」を発表した。新型の192kHz/24bit DACを採用したほか、とくにデジタル系の信号処理回路を見直し、筐体(きょうたい)設計も含めてブラッシュアップしたという。価格は15万7500円で、6月中旬に発売する。

「AVR-X4000」

 DTS-Neo:X9.1、Audyssey DSX、Dolby Pro Logic IIzなど最新のサラウンド技術に対応した7.1ch対応AVアンプ。実用最大出力は各チャンネル165ワットで、全チャンネル同一レスポンス、同一クオリティーを念頭に構成したという。またデジタル回路を大幅に見直し、入力回路の電源部にハイ・パフォーマンス・コンデンサーを採用するなど、新型DACに合わせて変更を加えた。

フロントパネル内(左)。不要振動を徹底排除することに注力した筐体。ヒートシンクをフット真上に配置し、パワートランスは高剛性シャーシにしっかりと固定した(右)

 ネットワークオーディオ機能では、Appleのワイヤレスストリーミング技術「AirPlay」に対応したほか、DLNA 1.5による192kHz/24bitまでのWAV/FLACファイル再生をサポート。ギャップレス再生や96kHz/24bitまでのALC(Apple Lossless)再生にも対応している。

 このほか、オーバーレイ表示可能な日本語GUIや、色分けして分かりやすくなった背面スピーカー端子、高解像度グラフィックとテキストで初期設定を解説する「セットアップアシスタント機能」など、使い勝手にも注力した。

 HDMI入力は7系統(うちフロント1)で、Insta Previewをサポート。メイン画面に小さなサブ画面を表示して各入力ソースのプレビューを確認できる。一方、HDMI出力はZone2出力用を含めて3系統を用意した。4Kアップスケール&パススルー、3D、ARC、x.v.Colorなどもサポートしている。そのほか2系統のコンポーネント入力、4系統のコンポジット入力、iPod/iPhone接続に対応したUSB端子などを備える。11.2ch対応のプリアウトも用意しているため、各チャンネルにパワーアンプを追加することでシステムを拡張できる。


 本体サイズは434(幅)×167(高さ)×379(奥行き)ミリ。重量は12.3キログラム。リモコン、セットアップマイク、FM室内アンテナなどが付属する。

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デノン | AVアンプ | DAC(D/A Converter) | 7.1ch


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