猛暑とともに始まった2013年の夏。気温の上昇とともに電器店でも一気に夏商戦へと突入したが、今年の夏はどのような商品が人気を得ているのだろうか。ビックカメラの「ビックロ新宿東口店」のスタッフに、注目製品の動向とおすすめ商品について聞いた。
今回取り上げるのは、「DC(直流)モーター搭載扇風機(DC扇風機)」。昨年から高級機を中心にDCモーターを搭載した扇風機が増えてきたが、今年は搭載機種がさらに増えた。それを反映してか、ビックロの扇風機売場にもDC扇風機のコーナーが設けられて、各社の主要製品が並べられていた。
話をうかがったのは家電コーナーの川島千明さん。「DCモーターのメリットは、音が静かであること、そして電気代が安いことです!」とのことで、紹介してもらったオススメ商品は下記の3製品である。
オススメ順位 | メーカー | 型番 | 販売価格 |
---|---|---|---|
1 | バルミューダ | EGF-1200 | 3万4800円 |
2 | シャープ | PJ-C3DS | 1万7800円 |
3 | 東芝 | F-DLR100 | 1万8500円 |
EGF-1200の良さとしては、「従来のACモーターを使った扇風機は、風量が“強・中・弱”の3段階くらいしか用意されていないものが多く、『弱運転でも風が強い』という不満が聞かれたのですが、この扇風機では最弱にしたときに“そよ風以下”の静かな微風を実現しています。また、羽根の枚数が14枚と、他メーカーに比べて多いのも特長です」(川島さん)。羽根の枚数が多いとコストが大きくなるが、風切り音は小さくなる。価格は高めだが、静音性を重視する人には注目の製品といえるだろう。なお、バルミューダはEGF-1200のコードレスモデル「EGF-1250」も販売しており、バッテリー式にこだわる人にはおすすめだ。
2位の「PJ-C3DS」は、シャープお得意の“プラズマクラスター”を搭載したモデル。シャープに限らず、今年はイオン機能を搭載したものが多いという。あと価格もバルミューダに比べて2万円以下と手頃だ。「昨年はDC扇風機が登場したばかりで、搭載している商品も2〜3万円台の高級機が多かったのですが、今年は低価格帯のものにも幅広く搭載されるようになってきました」(川島さん)。なお、シャープは2万円を超える「PJ-C2DBG」という高級機も用意しており、こちらには部屋の温度・湿度の上昇を知らせる機能も付いているほか、コードレスにも対応している。
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