シルバーの筐体(きょうたい)は制振性の高い低重心設計で、前面から天面にかけてはアルミニウム板をL字にして使用している。このためネジ穴などはない。また側面にもアルミ素材を用い、シンプルながらも高級感のあるデザインに仕上げた。
また田口氏によると、「U-05」のボディーサイズは「トランスありき」で決められたという。電源トランスは、EIトランスを黒いシールドで覆い、中にエポキシ樹脂を充填したもの。「A-70」の時に開発した制振性に優れたトランスだ。
メインボリュームとは別に設けられた「FINE ADJUSTボリューム」もユニークだ。メインボリュームでおおよその音量を決め、その後で微調整が行えるというもので、「音が小さいときほど細かく調整できて便利」だという。
前面のディスプレイは再生楽曲のサンプリング周波数とビット数まで表示する。もちろん、ノイズが気になる場合はオフにすることも可能だ。
入力は6系統。PCを接続するUSB-Bのほか、同軸×2、光デジタル×2、AES/EBUを用意した。またボリューム連動/固定を選択できるアナログ出力も2系統(XLR、RCA)装備しており、プリアンプとしても利用できる。
また、「U-05」はネットワークオーディオ機能こそ搭載していないものの、同社製ネットワークプレーヤー「N-50」との相性は良いという。「N-50とデジタル接続して、バランス端子付きのアンプと接続できます。またN-50にはヘッドフォン端子が付いていないため、システムとしてアップグレードできると思います」(同氏)
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