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AKGの新世代「Nシリーズ」登場、第1弾はノイズキャンセリングヘッドフォンとカナル型イヤフォン

» 2015年07月16日 13時19分 公開
[ITmedia]
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 ハーマンインターナショナルは7月16日、AKGブランドの新しい製品ライン「Nシリーズ」を発表した。第1弾として、ノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン「N60NC」とカナル型イヤフォン「N20/N20U」を8月4日に発売する。価格はオープンプライスで、公式通販サイトの販売価格はN60NCが2万9880円、スマートフォン対応リモコン付きのN20Uが1万5880円、N20は1万4880円(いずれも税別)。

 Nシリーズは、プロフェッショナル向けの「Kシリーズ」、コンシューマー向けの「Yシリーズ」の中間に位置するシリーズ。名称の由来はドイツ語で“新しい”を意味する「neue」の略で、「革新的、新世代といった意味も込めた」(同社)という。なお、Nシリーズの登場に伴い、「K550」などKシリーズの一部製品は生産完了となる。

「N60NC」

 「N60NC」は「K490NC」などの後継機で、オンイヤー型のイヤーパッドやコンパクトで折りたたみにも対応するなど製品コンセプトを引き継いでいる。ただしノイズキャンセリング機能は大幅に進化。ハウジングの外側と内側にマイクを設け、フィードフォワード/フィードバックの両方に対応する。「ハイブリッド型となったことで、ノイズキャンセリング性能はクラス最高レベルを実現している」(同社)。

イヤーパッドを外したところ。ハウジングの内側にもマイクを装備している

 内蔵のリチウムイオンバッテリーは、最大で連続30時間の使用が可能。充電はPCなどのUSBポートで行うスタイルで、充電用にUSBー3.5ミリプラグのケーブルが付属する。

NC機能のオン/オフスイッチ

本体の3.5ミリジャックは、ケーブル接続と充電兼用。充電時にはケーブルを外し、付属のUSB-3.5ミリ充電ケーブルに付け替える

 ドライバーは40ミリ径と従来機と同じだが、世代は新しくなった。再生周波数特性は10〜2万Hz、感度は117dB/mW、インピーダンスは32オームとなっている。

意外となかったiOS/Android切替式のリモコン

 「N20」は、7ミリ径のダイナミック型ドライバーと背圧を制御する「ベンチレーションシステム」を備えたカナル型イヤフォンだ。さらにアルマイト処理のアルミダイキャスト製ハウジングを組みあわせて共振を抑制。「サイズを感じさせないワイドレンジ再生と空間表現。オープンエアーの音をこのサイズで楽しめる」(同社)という。再生周波数帯域は20〜2万Hz、感度は105dB/mW、インピーダンスは38オーム。

「N20」のシルバー

 ケーブルは、Yコネクターから下に柔軟性が高い布製被覆、上部には衣類との摩擦によるノイズを抑えるラバーを採用した「ハイブリッド・シース」構造だ。これは同社のハイエンドカナル型イヤフォン「K3003」に採用されていたもの。さらに「N20U」には、背面スイッチでAndroid用、iOS用の切替が可能な3ボタンリモコンを装備。どちらの端末で使用した場合も音量調節などの操作が行えるという。

背面に「i」と「A」の切替スイッチを装備。プラグは3.5ミリの4極となっている

カラーは、N20がブラックとゴールド、N20Uはブラックとシルバーを用意

 カラーは、N20がブラックとゴールド、N20Uはブラックとシルバー。本体重量は18グラム(ケーブル含まず)。専用キャリングケース、フライト用アダプター、クリーニングツール、S/M/Lのイヤーチップが付属する。

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