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「エルゴラピード」だけのカミワザを見た!――エレクトロラックスの店頭イベントが面白い11年の進化も(1/2 ページ)

» 2015年10月24日 14時31分 公開
[ITmedia]

 エレクトロラックスの「エルゴラピード」といえば、北欧はスウェーデンからやってきた、おしゃれ女子注目のスティック型クリーナー。最近は、その使いやすさと技術力の高さでユーザーも増え、販売台数は全世界70ヵ国以上で累計1000万台、日本でも昨年の時点で100万台を超えています。

エレクトロラックスの「エルゴラピード」。価格は18Vモデルが4万3800円、14.4Vモデルが3万3800円(いずれも税別)

 スティッククリーナーが人気の理由は、やはりコンセントを探す必要のないバッテリー内蔵タイプであること。また大きな掃除機は収納場所にも困りますが、スリムなエルゴラピードなら部屋の中にあっても問題ありません。しかもモーターの入った本体をスティックから外すと、コンパクトなハンディー掃除機に早変わりします。棚の中やテレビの上も手軽に掃除できるのは大きなメリットでしょう(ここ、後で重要になります)。

こんな感じでハンディー掃除機にもなります。延長ホースが付属しているのもポイント高し

 でも、動かすときに重そうだし、普通の掃除機(キャニスター型)と比べると吸引力弱そう……と感じる人も多いかもしれません。「触れたことのない方には重そうに見えるみたいですね。でも、実際に動かしてみると意外と軽くて、その吸引力の強さにも皆さん驚かれます」と話すのは、エレクトロラックス・ジャパンのトレードマーケティング・プロダクトトレーナー、田島知英さん。実は量販店の店頭などで分かりやすい製品デモンストレーションを行うプロフェッショナル。その田島さんが「ビックカメラ新宿西口店」で“カミワザ”を披露するというので見てきました。え、神業?

エレクトロラックス・ジャパンの田島知英さん。店員さんやお客さんに分かりやすく製品を紹介するプロです

10年分の進化が分かる展示も

 デモンストレーションの前に連れて行かれたのは、2004年に発売された初代モデルから最新機種までのエルゴラピードがずらりと並んだコーナー。進化の歴史が一目で分かるといいますが、ぶっちゃけ見た目はあまり変わりません。

歴代「エルゴラピード」。奥にいくほど新しいモデルです

 田島さんによると、エルゴラピードは初代機からハンディークリーナーにもなる“2 in 1”モデルとして登場し、当時はおしゃれなセレクトショップとして知られる「Francfranc」(フランフラン)を中心とした雑貨店で扱っていたようです。なるほど、あまり見る機会がなかった理由が分かりました。

 翌2005年にはダストピックアップ率を向上した「エルゴラピード アップグレード」が登場。ダストピックアップ率というのは、フローリングやカーペットといった実際の室内環境を模した試験でどれだけのゴミを吸引できたかを示す指標で、海外では良く使われています。

 2008年には第2世代となる「New エルゴラピード」が登場。吸引力の向上に加え、カラバリを増やすなどファッション性にも力を入れ、コントラストが美しいクリスマス限定色なども発売しました。

 2010年には新たにリチウムイオン充電池を搭載した「エルゴラピード プラス」が発売され、バッテリー持続時間と充電回数が大幅に増えました。今でこそリチウムイオン充電池を採用した掃除機も多いですが、当時としては画期的でした。また、クリーナーヘッド部分にLEDライトが付いたのもこのとき。暗いところや狭い場所の掃除がとてもラクになりました。

現行機のLEDライト

 2012年には、女性にうれしい新機能「ブラシロールクリーン」(略してBRC機能)が追加されます。BRCは、ヘッド部の横にあるボタンを踏むと、内蔵されたカッターがブラシに絡まった髪の毛などを切ってくれるという優れモノ。切った髪の毛はそのまま吸引されるためゴミに触る必要もありません。

「ブラシロールクリーン」はかなり便利。神業ならぬ“髪業”です

 2013年、外観を一新して現在と同じ流麗なプロポーションに変わりました。さらに操作性も見直されて軽やかな動きが話題に。発売10周年となる2014年には、米国のネイルブランド「O.P.I」と初めてのコラボモデルを投入しています。

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