ITmedia NEWS >

何もしなくても掃除した気分になれる――ダイソン「360 Eye」を使ってみた(2/4 ページ)

» 2015年12月09日 14時48分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 本体を持ち上げてみると意外なほど軽い。それもそのはず、約2.4kgという重量は、他社製品と比べても軽量だ。例えばパナソニックの「ルーロ」は約3kg、iRobotの「ルンバ 980」は約3.9kgとなっている。本体の両側面にハンドル代わりの凹みがあり、持ち運びはラクだ。

両サイドにはハンドル代わりの凹みがある
背面を開け、ポストモーターフィルターを外すとバッテリーやUSBポートが見える

 底面の幅をいっぱいに使った吸引口も特徴だ。ロボット掃除機の全幅とほぼ同じ大きさがあり、これによってサイドブラシがなくても壁際を掃除できるという。

底面。ベルト駆動式の車輪は走破性を高めるとともに移動距離の計測精度を向上させる。吸い込み口がロボット掃除機の全幅とほぼ同じ大きさを持っている点も特徴。それだけ壁に近づける

 メンテナンス性も良好だ。サイクロン部とダストビンはボタン1つで取り外しが可能。底面のブラシもコインで外せるので工具を常備しておく必要はない。背面のカバーを開ければ、ポストモーターフィルターやバッテリーにもアクセスできるため、バッテリー交換もユーザーの手で行える。

ボタン1つで外れるサイクロン部とダストビン
誇らしげな「DDM V2 78000RPM」の文字。これは毎分7万8000回転の「ダイソンデジタルモーター(DDM) V2」を搭載しているという意味だ
ほかのダイソン製品同様、コインがあればブラシを外してメンテナンスが可能
黒い部分は静電気を防ぐカーボンファイバーブラシ。床にくっついたホコリなども取り去る

「Dyson Link」をセットアップ

 掃除を始める前に専用アプリ「Dyson Link」(iOS/Android板)を使って360Eyeが自宅の無線LANネットワークに参加できるように設定を行う。

 App StoreまたはGoogle Playからアプリをダウンロードしたら、製品登録時のID/パスワードを入力してダイソンクラウドにログイン(製品保証登録を行っていない場合はここで登録できる)。画面の指示に従って、自宅のWi-Fiネットワーク(SSID)を選択、パスワードを入力しておく。もちろん、このとき360Eyeはまだ宅内ネットワークに入っていない。パスワードの入力は、後でスマートフォンから情報を伝送するための前準備となる。

「Dyson Link」で360Eyeをネットワークに接続する

 360Eyeを充電ドックに置くと、電源ボタンの後方にもう1つ青いライト(Wi-Fiランプ)が点灯する。ここでスマートフォンのWi-Fi設定画面に切り替えると無線アクセスポイントの一覧に「360EYE-×××」が見えるため、これを選択。するとスマホとロボット掃除機がダイレクトに無線LANで接続され、先ほど入力した宅内ネットワークの設定情報が伝送される。パスワード代わりに360 Eyeのシリアルナンバーを入力する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.