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暖房中は空気の汚れに注意!――小型CO2モニターで換気のタイミングを知る橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2016年01月18日 13時57分 公開
[橘十徳ITmedia]

 筆者は冬の暖房器具として、エアコンとガスファンヒーターを組み合わせて使用している。エアコンは動作開始から温風が出てくるまで少し時間がかかるため、部屋が冷えているときは、まずガスファンヒーターですばやく部屋を暖めて、ある程度、気温が上がった状態になったらエアコン暖房で気温を保つという作戦だ。

「温度センサー付属CO2モニター」

 電源オン直後すぐに暖気が出てきて、湿度の低下も少ないガスファンヒーターを筆者はこよなく愛しているのだが、この手の開放型暖房機は、定期的に換気しないと部屋のCO2濃度が上がりすぎてしまうという問題もある。

 というわけで以前からCO2濃度の測定器(CO2モニター)を欲しいと思っていたのだが、CO2モニターというのはプロ用の製品が多く、2万円以上する高いものばかりで、そこまでのお金を払う気にはなれなかった。

 ところが先日、工具通販サイト「モノタロウ」にて、1万円を切る安価なCO2モニターを発見した。株式会社カスタムという会社が販売している「温度センサー付属CO2モニター」という製品で、価格は8900円(税抜)。これは安いとばかりに、すぐに購入ボタンを押してしまった。

パッケージ
ボディは細長い直方体

USB駆動でモバイルバッテリーによる運用も可能

 周囲環境のCO2レベルを計測してデジタル表示できるこの製品には、温度センサーも搭載しており、CO2レベルと室温のどちらも表示できる。

背面には2つの操作ボタンを搭載

 電源はUSBを使っているので、コンセントのある場所でUSB充電器を使って駆動できるほか、モバイルバッテリーによる駆動も可能で、設置の自由度が高い。

USBポート
USBケーブルを接続すると電源オンとなる
モバイルバッテリーによる駆動も可能

 サイズは169(幅)×42(高さ)×24(奥行)mm、重量は約70gと軽量・コンパクトなので、モバイルバッテリー駆動で運用すれば、部屋から部屋へと移動する際に手軽に持ち運ぶことができる。普通の部屋だけでなく、防音室やカラオケルームなど、機密性の高い場所の換気目安を知るためのツールとしても使用できる。

 測定範囲はCO2では0〜3000rpm、温度は0〜50℃だ。また、CO2測定の分解能については、0〜1000rpmの範囲では1ppm、1001〜3000ppmの範囲では10ppmとなる。

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