ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfKジャパン)は2月19日、2015年の映像ソフト販売動向を発表した。これによると、DVD/BDを含むセル映像ソフト販売は数量・金額ともに前年から約1割縮小。うちBDの販売数量は9%減の1627万枚だった。
初めてマイナス成長に転じたBDだが、これは前年に「アナと雪の女王」の爆発的ヒットにより市場が急伸したためで、一時的な縮小と考えられる。一方でセル映像ソフト市場全体に占めるBDの金額構成比は前年の47%から50%へ拡大。さらに下半期では52%と半数を超えており、「金額ベースではDVDに代わり、BDが映像ソフトの主要フォーマットに成長した」(GfKジャパン)。
またGfKジャパンでは2016年についても市場全体の減少傾向は続き、販売数量は4,000万枚をやや下回ると予測している。しかしながら、BDソフト市場は劇場公開作品を中心に再び成長軌道に乗り、プラス成長を遂げると見込む。「映像ソフト市場の金額規模は2015年を下回るものの、BDシフトに伴う平均価格の上昇に支えられ、縮小は小幅となるだろう」(同社)。
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