これまでパナソニックは高温スチームや6段全面IHなど、さまざまな業界初の技術を採用してきたが、現在の炊飯器の美味しさを最も象徴する技術といえば、「Wおどり炊き」だろう。これは元々パナソニックのIH技術による実現していた熱対流技術と、旧三洋電機が誇っていた可変圧力技術をバランスよく融合したものであり、2013年の「SR-SPX3シリーズ」から採用されている。今回の「SR-SPX6シリーズ」にも当然その技術は入っており、お米1粒1粒の甘み、旨み、香りをしっかりと抽出している。
今回の注目ポイントは、その「Wおどり炊き」の進化をさせるために「圧力コントロール機能」を加えたところだ。「圧力コントロール機能」とは、炊飯時の沸騰維持工程の後半に、内釜内の水量が減ってきた時に、圧力弁をゆっくりと動かすことで、お米を粒表面を崩すことなく踊らせる手法だ。それにより、「Wおどり炊き」のおどり総パワーが27%アップするとともに、“おねば”の糖度が高まり、甘みが約10%アップした。
追い炊き時にもこの「圧力コントロール機能」が美味しさを引き上げる。おどり状態でごはんとごはん1粒1粒の間に、より空気層を多く作ることで、独自の「220度IHスチーム」もよりまんべんなく行き渡らせることができる。ごはんの表面のベタつきを約54%も下げることで、ごはんの粒感が大幅にアップし、ごはんの噛み応えもよりよくなった。
炊飯器の命である内釜も地道に進化していることが分かる。適度な軽量性、耐久性はもちろん、熱伝導率と保温性が高いことで定評がある「ダイヤモンド竃(かまど)釜」だ。以前から6層構造で形成されているが、そのもっとも内側の層である「ダイヤモンドプレミアムコート」をより進化させた。トップコートが2倍に厚くなったことで、強度が増し、これまで3年保証だったが、今回の新モデルでは5年保証を実現した。
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