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» 2016年05月15日 06時00分 公開

超短焦点小型プロジェクター「LSPX-P1」とフォトストレージ「おもいでばこ」を組み合わせたら「最強フォトアルバム」が完成した(2/4 ページ)

[君国泰将,ITmedia]

新しい使い方ができる小型で超短焦点のプロジェクター

 使い方はとても簡単。基本的な操作はスマートフォン(Android/iOS)用のアプリ「ポータブル超短焦点プロジェクターアプリケーション」からワイヤレスで行えます。LSPX-P1の電源を入れて、アプリから映し出したいコンテンツを選ぶだけで、すぐそばの壁面に映像を映し出してくれるのが便利です。レーザー光源を採用しているので、スタンバイからたった数秒で映像が映せます。

 通常のプロジェクターは壁面やスクリーンに映し出すのが当たり前ですが、LSPX-P1はテーブルの上や床に映し出すことも可能です。スマホやタブレットとはまた違う、見下ろした場所に大きな映像があるという新鮮な体験ができます。

 フォーカスや台形補正などプロジェクターの基本的な画面調整は、アプリからマニュアルでもできますが、オートで設定してくれるので厳密な調整にこだわらなければ手軽に使えます。これはプロジェクター本体に、加速度(姿勢)センサー、照度センサー、測距センサーが内蔵されているからです。プロジェクター本体にズーム機能はなく、壁面から遠ざけると画面が大きくなるシンプルな設計です。

LSPX-P1の基本的な操作は、スマートフォン(Android/iOS)アプリ「ポータブル超短焦点プロジェクターアプリケーション」から行います(画像=左)。電源のオン/オフのほか、「ポスター」「ワイヤレスHDMI」「写真をキャスト」といったコンテンツの切り替えができます(画像=右)
音量、明るさ、フォーカス、台形補正、画面の回転といった手動調整もできますが、基本的にはオートで設定してくれます(画像=左)。より詳細に画質を追い込みたい場合、彩度、ブライトネス、コントラスト、シャープネス、ホワイトバランス(R、G、B)をカスタマイズできます(画像=右)

 一方、小型プロジェクターということで気になるのが性能面です。表示素子は0.37型の単板式「SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を採用していて、投写方式は3原色液晶シャッター方式、光源はレーザーダイオード、色域はsRGB比150%、解像度は1366×768、明るさは100ルーメン、映像信号は1080/60p対応となっています。解像度や明るさは、超小型LEDプロジェクターのようなエントリークラスのスペックです。

 壁際近くに置いた状態で投写できる最小の画面サイズは22型です。プロジェクター本体を壁面から遠ざけた場合、実用として80型くらいまでは投写できます。といっても、ソニーが独自開発した小型の超短焦点レンズや光学モジュールによって、壁からたった約28センチ離すだけで80型になるので、場所を取らずに大画面が楽しめます。なお、スピーカーは25ミリユニット×2のバスレフ方式で、モノラル音声です。

 表示性能は昨今の高性能なプロジェクターにかないませんが、実際に使ってみると床に投写して使う最小の22型サイズ程度であれば、なかなか密度のある映像が得られます。また、ある程度周囲を暗することで、コントラストやsRGB比150%という色鮮やかさも出てきて、思った以上にハッキリと見えます。

 画面をあまり大きくしすぎると、当然ながら暗くなり、解像感も甘くなりますが、LSPX-P1でホームシアター用プロジェクターのような表示性能を求めるのは酷というもの。プロジェクター本体を気軽に移動してポンと置くだけで、ケーブルを接続することなく、自由に画面サイズを変えて普通に見られるというこの手軽さはやみつきになります。

 テレビやディスプレイで見る感覚とも、大掛かりなホームシアタープロジェクターで鑑賞する感覚とも違い、場所を選ばず手元に大きな映像が映ってパーソナルな空間が作れるというのは、今までにない楽しい感覚です。ちなみに、バッテリー駆動時間は約2時間です。

床に投写こんな風に、すぐ近くの床に投写することも可能です。周囲が暗く、画面サイズが小さければ、なかなか精細に映ります

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