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» 2016年11月08日 06時00分 公開

ポメラ「DM200」徹底レビュー どれくらい快適に打てるのか?(2/4 ページ)

[山口真弘,ITmedia]

バッテリーは乾電池から内蔵型へ

 恐らくユーザーの間でも賛否両論あると思われるのが、電源が乾電池からUSB充電式(リチウムイオンバッテリー)に切り替わったことだ。モバイルバッテリーを持ち歩くユーザーにとっては外出先で充電できるようになったのは利点だが、乾電池の入手性の高さゆえ外出先でも容易に交換できるセールスポイントは失われてしまった。

 約5時間の充電で約18時間駆動するので、毎日充電すれば何ら問題はないのだが、単三電池2本で約30時間駆動した従来モデルほどのモビリティーはなく、ここは一長一短といったところだ。

 このほか、目につくマイナス要素としては、USBコネクターにケーブルを挿して充電する際、画面を閉じた状態だとステータスが判別できないことが挙げられる。本体の左側面にあるUSBコネクターとメモリカードスロットと並ぶ形で、充電のステータスを表示できるLEDが欲しいところだ。

DM200 USBコネクターおよびメモリカードスロットは本体左側面に集中している。両側に分散させるよりはこのほうが使いやすいだろう

入力しやすいJIS配列キーボード、キーピッチは17mmを維持

 続いてポメラの肝であるキーボードについて見ていこう。

 キーボードは「Enter」キーが2列にまたがる、JIS配列の日本語キーボードだ。Windowsのユーザーであればほぼ違和感なく使うことができるだろう。キーカスタマイズの自由度も高く、親指シフトキーボードの設定にも対応する。

 キーのストロークは約1.5mmと十分に深く、キータッチも悪くない。V字ギアリンクなる構造を採用しているため、キーの端を押してもきちんと垂直に沈み込むのは秀逸だ。

 キーピッチは従来モデルと同じ約17mm(横方向)。モバイルノートPCによくあるサイズで、ノートPCで打ちやすさの1つの基準とされる19mmに比べるとさすがに窮屈さを感じるが、スマホやタブレット向けに設計された標準的な外付けキーボードよりは広く、ストレスははるかに少ない。

 折りたたみ機構を採用するスマホやタブレット向けのキーボードは、その構造ゆえ膝の上に置いての入力は難しいことも多いが、DM200は特に支障なく利用できる。

DM200 JIS配列の日本語キーボードを搭載。キーピッチは約17mmとモバイルノートPC並みだ

 ちなみに、筆者がよく押し間違えるのがキーボード右上の「Delete」キーだ。直下の「BackSpace」キーで手前の文字を削除しようとして「Delete」キーを押してしまい、直後の文字を削除するミスがよく起こる。特にキー配列がおかしいわけではなく、従来モデルもこの配列なのだが、縦方向のキーピッチが約15.5mmとやや詰まっているために取り違えやすいようだ。

 このほか、左上の「Esc」キーと、「半角/全角」キーが横に並ぶ配置も、人によっては違和感があるかもしれない。

 なお、最近のノートPCで実装例の多いキーボードバックライトは搭載していない。個人的には、キーボードバックライトはタッチタイピングができない人向けの機能だと思っているので、特に不都合は感じないのだが、ノートPCなどでこの機能に慣れている人にとっては、気になるかもしれない。

DM200 Windows PCにおける「Windows」キーの位置に「Menu」キーが用意されている。「Esc」キーと「半角/全角」キーが左右に並ぶ配置は、人によっては違和感があるかもしれない
DM200 英語キーボードとは異なり、「Enter」キーが2列にまたがったJIS配列の日本語キーを採用。上下左右キーは位置的には問題ないが、他のキーと同じサイズゆえ誤操作が起こりやすい
DM200 キーのストロークは十分に深い。V字ギアリンク構造により、キーの端を押してもきちんと垂直に沈み込む
DM200 Windows用のキーボードとしては標準的なキー配列の、ThinkPadのBluetoothキーボードとの比較。どちらも6列なのだが、左上の「Esc」キーと「半角/全角」キー、さらに右下の上下左右キーの配置などに個性が見られる

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